京都近郊 |
竹生島・宝厳寺 - 2009年10月17日
宝厳寺(ほうごんじ)、真言宗豊山派、本尊は弁才天。西国三十三箇所観音霊場の第30番札所。寺伝によれば724年、聖武天皇の命により行基が開創したとされる。当初は東大寺傘下の竹生島大神宮寺、平安初期は天台宗、平安末期から観音と弁才天信仰の島となった。国宝、重要文化財は多い。 |
西国三十三カ所の30番、竹生島を参拝しました。ここは船しか交通手段がありません。今回は彦根から観光汽船に乗りましたが運賃が非常に高く往復3,300円でした。約40分の船旅。シーズンオフのためか乗船したのは10数名。 島の周囲は絶壁で、接岸できるのは宝厳寺のある船着き場のみだそうです。本堂へは急な階段を登らねばばなりません。 こちらが本堂(弁財天堂)。本尊は弁天様です。 本堂前に立つ灯籠は狛犬と十二支が彫られていました。 本尊は秘仏ですが、左右に白い弁財天が置かれています。
姫だるまがたくさん奉納されていました。
三重の塔は2000年に再建されたもの。 国宝の「唐門」です。豊国廟の極楽門を移築したものと伝えられています。唐門の奥は「観音堂(重要文化財)」です。
さすが国宝、みごとな彫り物です。 観音堂には秘仏千手観音立像が祀られています。写真に見えるのはお前立ち。 「渡廊」別名「船の廊下」です。重要文化財。観音堂と都久夫須麻神社を結ぶ渡り廊下です。
「都久夫須麻神社本殿」は国宝です。国宝にしては管理が行き届いていなかったような、、、 帰路は天気が崩れ、かなり強い風です。波も出てきましたが、デッキの手摺りにしがみついて竹生島の全景を撮影しました。彦根港に戻ったときは晴れ間も見え、次の目的地「長命寺」に向けてさざなみ街道(湖周道路)を南下しました。 |