放生院・橋寺 - 2009年11月2日
放生院(ほうじょういん)、通称「橋寺(はしでら)」、真言律宗。本尊は地蔵菩薩。歴史は古く、604年(推古12年)、聖徳太子の発願により秦河勝が創建したと伝えられる。僧、道登が646年に宇治橋を架けたが、後宇多天皇の時、この寺が橋の管理を任されたことにより「橋寺」と呼ばれるようになった。 |
京阪「宇治駅」を下車し、さわらびの道に入ってすぐの所に通称「橋寺」、正式名称「放生院」があります。寺内は非公開ですが境内は自由に拝観でき、お寺の方にお願いすれば「宇治橋断碑」を見ることが出来ます。
境内にはいると、古い石碑がありました。いつの時代のものでしょう? 本堂は新しく建てられたものですが、中にお祀りしてある御本尊他の像は古いもの。 お寺のパンフレットでその姿を見ることが出来ます。玄関の戸が開いたとき、奥にその像をちらっと見ることが出来ましたが、下の写真中央の御本尊「地蔵菩薩立像」は秘仏、厨子の中でした。 重要文化財「宇治橋断碑」は祠の中です。ご住職さんに鍵を開けていただきました。 つなぎ目から上の3分の一が1791年、寺の境内から見つかりました。我が国最古の石碑だと言われています。銘文は「帝王編年記」に残されていましたので、下の部分を1793年に補充して完成させました。 これが銘文の拓本です。646年に書かれた「六朝風」の名文です。 境内に咲いていた赤い花、名前は何でしょう?
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