井伊家発祥の地「井伊共保出生の井戸」

撮影 2017年8月24日
The Birth Well of Tomoyasu Ii, Kitaku Hamamatsu - August 24, 2017
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井伊共保出生の井戸(いいともやす しゅっせいのいど)。1010年、井伊家初代の井伊共保が生まれたとされる井戸。遠江国師である志津城の藤原共資の養子となった共保は、「井伊」と姓を変え井伊谷に移った。井戸および周辺は代々彦根藩主により整備されてきた。
 ・静岡県浜松市北区引佐町井伊谷1989
 ・アクセス 東名高速道路「浜松西IC」より約20分
    新東名「浜松いなさIC」より10分
 ・見学自由、駐車場は龍潭寺駐車場を利用

井伊家は引佐郡井伊谷(現浜松市北区引佐町)で600年、彦根で400年、合わせて1,000年の歴史、といわれていますが、井伊家初代の井伊共保が生まれたとされる「井伊家発祥の井戸」をご紹介します。井戸へは龍潭寺の駐車場前に建てられた標識に従って進みます。

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すぐに横断歩道がありますので渡って、、

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小さな標識に従い、小道を進みます。

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すぐに視界がひらけ、広大な田園の真ん中に目指す井戸があります。

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単なる井戸ですが井伊家にとってのルーツです。江戸時代に入って彦根藩主になる井伊家ですが、発祥の地の保護管理は怠らず、代々の彦根藩主はこんな立派な囲いを作りました。

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囲いの中、左手にその井戸があります。NHK大河ドラマ「おんな城主直虎」ではほぼ毎回、木立の中に石で囲まれた井戸が登場し、次郎法師や小野但馬守が井戸に向かって拝みますね。あれがこの井戸です。

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二重に石塀で囲まれた井戸を覗き込むと水面は比較的浅く1mほど下に見えました。井戸の穴を囲んでいるのはこの地域特有の石灰石(赤茶色になっている)、上部は後に彦根藩によって造られた御影石の囲いです。ドラマでは幼い「おとわ」「亀之丞」「鶴丸」が井戸を覗き込んで「ご先祖様は本当にこの井戸から生まれたのだろうか?」と議論していましたね。

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囲いの中の右半分です。いろいろ石碑が建っています。

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これがもっとも古いもの。彦根藩主が建立したものでしょう(詳細調査中)。

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広い井伊谷の中に井戸はあります。後方に小高く見える山の上に井伊谷城跡があります。NHK大河ドラマがなければおそらく注目されることもなかった史跡だと思います。大河ドラマ「おんな城主直虎」の放映によって浜松北部の地元の人たちに故郷の歴史を再認識させるきっかけを作ったNHKの功績は大であると思います。

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