「井伊谷宮、茅の輪くぐり」 - 撮影 2016年7月2日
井伊谷宮(いいのやぐう)、祭神は後醍醐天皇第四王子の宗良(むねなが)親王。南北朝時代に活躍しこの地で没したと伝えられる。社殿の背後に宮内庁管轄の墓所がある。明治2年(1869年)、井伊家発祥の地である井伊谷に創建。 |
浜松市郊外、引佐の井伊家ゆかりの神社「井伊谷宮」で夏越大祓の厄除け、茅の輪をくぐりました。井伊谷宮にはほぼ毎年初の腕に参拝しています。その際はこの通路を参拝の列ができ、お参りに30分かかることもザラですが、今日は誰一人いません。
正式には6月30日が夏越大祓ですが、ありがたいことに週末の7月3日まで茅の輪が設置されていましたので2日の参拝です。
しきたりに従って茅の輪をくぐりました。「みな月のなごしの祓する人は千年の命のぶというなり」を唱えながら「左回り、右回り、左回り、参拝」が一般的ですね。
夕方5時近く、さすがに参拝者は少なく、静かに茅の輪くぐりが出来ました。
拝殿右手にある巨木です。井伊谷宮でもっとも大きい木は、実は社殿の右側にあり、拝殿から向かって右に進むと眺めることが出来ます。
もうひとつ、夏越大祓では「人形(ひとがた」流し」を行います。人の形をした白い紙に氏名を書き、息を吹きかけて体の悪いところをすべて水に流します。
ここでは川がないので拝殿右手に水を貯めた桶「祓桶」が置かれ、ここに人形を浮かべます。
白い紙は水に溶け、まもなく人形は形がわからなくなりました。
拝殿左手を奥に進んでいくと、井伊谷宮の祭神である宗良親王の墓所があります。
宮内庁の管轄で、平日に参拝すれば門は開いています。
奥の社殿が井伊谷宮の本殿です。引佐町井伊谷は、のちに彦根藩主になる井伊家の発祥の地。これにちなんで明治維新後、最後の彦根藩主「井伊直憲」により建立されたのが井伊谷宮です。
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