「可睡斎」
可睡斎(かすいさい)、曹洞宗、山号は萬松山、本尊は聖観世音菩薩。創建は1401年、開山は如仲天ぎん禅師。寺の名称は徳川家康が命名。また境内には火伏の神「秋葉三尺坊大権現」を祀る。禅の修行道場。 |
遠州三山のひとつ、可睡斎。山門です。
こちらが本堂。可睡斎の開創は600年前です。「11代目の住職仙麟等膳(せんりんとうぜん)和尚は幼い徳川家康とその父を戦乱の中から救い出し、かくまいました。その後、浜松城主になられた徳川家康は、親しく和尚を招いて旧恩を謝し、その席上でコクリコクリと無心にいねむりをする和尚を見て徳川家康はにっこりせられ
「和尚我を見ること 愛児の如し。故に安心して眠る。われその親密の情を喜ぶ、和尚 、眠るべし」
と申されました。それ以来仙麟等膳和尚は「可睡和尚」と称せられ、後に寺号も東陽軒から「可睡齋」と改め、駿河、遠州、三河、伊豆四ヶ国の 僧録司(そうろくす)という行政締役の職をあたえ拾万石の待遇にせられました。」(可睡斎公式HPから引用)
このお庭を眺めながら「ゆり膳」をいただきました^_^
精進料理「ゆり膳」です。お腹は一杯になりません。精進料理ですから。
左上から、「がんもどきと野菜の煮物」「ゆりの根の梅肉和え、ゆりの花の佃煮などの三品」
中段左から、「アイスクリーム(素材は不明!)」「胡麻豆腐」「酢の物」
下段は「十三穀米のご飯」「お新香」「なすのみそ汁」。拝観付きで1,500円。
可睡斎の瑞龍閣。昭和12年建立。当時の贅を尽くして建てられたとか。
山口玲熈(れいき)画伯 による襖絵が見事。
屋内周囲は一間の畳廊下で囲まれています。
東司、すなわちトイレです。瑞龍閣のなかにあります。昭和12年建立の水洗トイレ。
個室もこんなに立派。使うのが勿体ない(^_^;)
手水鉢は蓮の華。
秋葉山は火の神様、千三百年前、三尺坊大権現様が出現、以来、火防霊場として秋葉山頂に
祀られ全国的な秋葉信仰が始まりました、ところが明治6年、政府の方針により秋葉山の
秋葉寺が廃寺となりご神体は山頂からこちらの可睡斎に遷座させられたものです。
写真は秋葉三尺坊大権現が鎮座する御真殿です。
座禅堂。ちょうど座禅修行が行われていましたので立ち入り禁止でした。
門前にあった小さなお堂、東陽軒。
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