遠江の国一の宮 「事任八幡宮」
撮影 2021年1月31日
KOTONOMAMA Hachimangu Shrine in Kamkegawa
Shizuoka pref. JAPAN - January 31, 2021
Shizuoka pref. JAPAN - January 31, 2021
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事任八幡宮(ことのままはちまんぐう)、静岡県掛川市八坂にある神社。創建は成務天皇の世と社伝は伝える。807年、坂上田村麻呂は東征の際、鎮座していた本宮山(標高205m)から現在地に遷座した。 |
「願い事は言葉通り、なんでもかなう神社」として知られる事任八幡宮。清少納言の枕草子、「社は」で始まる225段には興味ある神社のひとつとして記されています。
「布留(ふる)の社。龍田(たつた)の社。花ふちの社。みくりの社。杉の御社、しるしあらんとをかし、ことのままの明神、いとたのもし。さのみ聞きけんとや言われたまはんと思ふぞ、いとをかしき。」
平安時代にはすでに京都にまで名声は届いていたのですね。
参拝したのは1月31日、茶の字の山「粟ヶ岳」に登った帰り道です。
< 目次 > ・鳥居前の様子 ・境内の巨大クスノキ ・本殿に参拝 ・御神木の大スギ ・本宮に参拝 ・その他の見どころ ・境内マップと由緒書 |
<鳥居前の様子>

例大祭が催される日ではありませんが、境内が大賑わいなので立ち寄りました。広い臨時駐車場に入りましたが、ここもかなり車が埋まっています。

境内に向かいます。向こうに見える鳥居が入り口です。

境内はすごく賑わっていますね。なにか催事があるのでしょうか?
<境内の巨大クスノキ>

階段を上がり鳥居をくぐれば、いやがおうにも目に飛び込んでくる巨木。本殿に登る階段の左に巨大なクスノキがあります。

幹が太いだけでなく、その枝ぶりもすごいのです。社務所の屋根の上まで太い枝が伸びています。
<本殿に参拝>

本殿への階段を上がります。

本殿で色んなことをお願いしました。すべて叶えてもらえます(笑)。

由緒書。
<御神木の大スギ>

本殿右にも気になるものが。杉の巨木です。参拝の皆さん、本殿にお参りしたあと、こちらにもお参りされる方が多いようでした。

神楽殿に飾られていたお神輿。奉納された巨大な横笛もありました。

境内です。以前はもう一つ巨木がありました。

それがこちら、「夫婦杉」です。平成30年の台風24号により倒れてしまったのだそうです。境内の真ん中に立っていて、この神社のシンボル的存在だったそうです。
<本宮に参拝>

西暦807年、坂上田村麻呂によって遷座されるまで、「ことのまま神社」は北側の小高い山の上にありました。そこは現在「本宮」と呼ばれ、参拝することができます。赤い陸橋で道路(国道1号線)を渡り、本宮に向かいます。

本宮に参拝するには272段の階段を登らねばなりません。

最初はゆるやかですが、、、

だんだん急になってきます。

息が切れはじめる頃に本宮が見えました。

本宮のお社です。まわりに白い玉砂利が敷かれています。

本宮に参りする前にあらかじめ社務所で「ふくの紙」をいただきます。15cm四方の白い紙です。本宮で玉砂利3つを選び、この紙できれいに磨けば「福」が授かれるとのこと。1つめの石は神様のため、2つめの石はみんなのため、3つめの石は自分のため。
<その他の見どころ>

本殿に向かって境内の右手には社務所があります。御朱印やお守りはここで授与されます。

摂社、末社として境内には五社神社、稲荷神社、金比羅神社があります。

なかでもこの「結びの神様」は子授けや良縁祈願に来られる参拝者が耐えません。本殿から左に進み少し登ったところ。大きな木の根が岩を抱え込んでいます。

「結びの神様」の手前には、足腰が不安で本宮をお参りできない方のために「本宮遥拝所」があります。道路を挟んだ向こう側の本宮の山を拝めるようにテラスが作ってあります。
<境内マップと由緒書>

境内の案内図です。全体の位置関係はこんな感じです。

そしてこちらは事任八幡宮の由緒書。
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