奥山方広寺の「精進料理」
Hokoji Temple, Hamamatsu, JAPAN
方広寺(ほうこうじ)、山号は深奥山(じんのうざん)、臨済宗方広寺派の本山、本尊は釈迦如来像。1371年、無文元選禅師にを開山とし、奥山六郎次郎朝藤による開基。方広寺の鎮守神は「奥山半僧坊大権現」、全国に広まった半僧坊信仰の発祥。
・静岡県浜松市北区引佐町奥山1577-1
・TEL 053-543-0003 ・アクセス JR浜松駅より「奥山行き」約60分 第2東名高速「浜松いなさIC」より10分 ・拝観時間 9:00-16:00、拝観料 |
臨済宗方広寺派の本山「奥山方広寺」で精進料理がいただけるというので、さっそく行ってきました。メニューは2種類、「本膳」(¥2,000 税別)と「方広寺精進うな重」(¥1,000 税別)です。なお、方広寺に入るには拝観料(¥400)が別途必要です。また、方広寺のホームページによると行事等で受けられない場合もあるので事前電話予約を、とありました。
本堂横の拝観受付で「本膳」をお願いしました。食事を申し込むとグループ単位で食事時間が決まります。指定された時間に受付に集合、お坊さんの案内で食事会場へ。場所は「円明閣」の一階食堂でした。
食事前にお坊さんから食前の5つの誓いについて説明がありました。仏教の修行僧にとって食事も修行、それに習って全員で誓いの言葉を唱和しました。
こちらが「本膳」です。上段から、うなぎの蒲焼もどき、野菜の天ぷら、生麩の田楽。中段は、ゴマ豆腐、煮物、冷物。下段は、ご飯、香の物、味噌汁。御飯と味噌汁は蓋付きのお椀でしたので熱々が保たれていました。他の料理も、温かい料理は暖かく、冷たく冷やしたものは冷たく、と料理の基本はきっちり守られており、美味しくいただけます。
「うなぎの蒲焼もどき」です。これは逸品。身の部分は大豆たんぱくにうなぎの食感を出すためにいろいろ練り込んだもの。皮は海苔です。粉山椒をふりかけ目をつぶって口に含むとまるでうなぎの蒲焼そのものです! これはおいしい。
「季節の野菜の天ぷら」。抹茶塩がついていました。
「生麩の田楽」です。白味噌と赤だしの2通りの味です。
こちらは煮物。いい出汁ですね。
こちらはよく冷やされたおひたし。焼きナスが香ばしい。
味噌汁は白味噌でした。ネギが入ってますが精進料理にネギが入るのは珍しいですね。
「うなぎの蒲焼もどき」をひっくり返しました。うなぎの皮を海苔で代用しているのがよく分かります。食感はうなぎの皮そのもの。考えた人は偉い!
食事の会場は大広間です。本来は研修時の食堂ですが昼間は来訪者の食事処として使われています。座卓はなくすべてテーブル席でした。
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