「龍潭寺・井伊直虎の墓、猫さん」
龍潭寺(りょうたんじ)、臨済宗妙心寺派、本尊は虚空蔵菩薩、山号は万松山。733年、行基によって創建されたと伝わる。宗良親王が中興。平安時代より井伊家の菩提寺。庭園は池泉鑑賞式、小堀遠州の作庭、国の名勝指定。 |
浜松市北部・引佐町の古刹「龍潭寺」を参拝しました。これまで幾度となく(年に1回程度)参拝しているのですが、レポートは初めてです。龍潭寺は井伊家の菩提寺、2017年NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」の主人公、井伊直虎のお墓もありますので、今回の訪問目的はそのお墓参り(と見物)です。(写真は本堂)
井伊家の誕生は平安中期、龍潭寺の門前だということです。以降、遠江の国人領主として栄えます。関ヶ原の戦いのあと、徳川家康の命により井伊家は彦根の領主となりますが、井伊家とこの辺り(地名は井伊谷)とは現在も深いつながりがあり、龍潭寺は井伊家の菩提寺、となりの井伊谷宮は井伊家が創建しました。(写真は方丈、拝観入口)
南北朝時代、後継ぎの男子が相次いで死亡、残ったのは幼い直政ただ一人となります。そこから女領主・井伊直虎の物語が始まります。(写真は開山堂)
この季節、境内に植栽されたあじさいが開花しています。これは珍しい真っ赤なガクアジサイ。
さて、方丈前をどんどん奥に進み、開山堂を過ぎてさらに右奥に進むと井伊家の墓所です。
麦わら帽を被ったお地蔵さんが並んだ手前を、一段高い墓地エリアに入ります。
「井伊家歴代の墓所」です。
井伊直虎のお墓は左の列、奥から2番めです。
この墓所には初代から24代までのお墓があります。
井伊家の墓所があるあたりの通路は龍潭寺と井伊谷宮をつなぐ連絡路になっています。
参拝を終えて帰ろうとしたとき、ふと参道に現れた猫さん、高級そうな毛色ですね。ロシアンブルーでしょうか。通りがかりの職員さんにお聞きしたところ、龍潭寺で飼われている猫さんで、名前は「ひめ」。夕刻のお散歩だったようです。
なかなか愛想の良い猫さん、話しかけると猫語で「うにゃぁ、うにゃぁ」と返事してくれました。私達が猫好きであることはすぐに察知してくれたようです。
しばらく戯れていると、目の前でゴロンゴロン、従順のポーズですね。
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