宇治は日本有数の茶処、そして「中村藤吉」は茶商の老舗のひとつです。JR宇治駅の正面に位置する本店を訪問しましたのでレポートします。宇治駅からは広い駅前道路を渡り、商店の並んだ宇治橋通りに本店があります。

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本店の建物は「宇治の文化的景観」の構成要素として国指定となっています。道路に沿った建物は店舗となっていて、銘茶やお茶にちなんだ様々なスイーツが販売されています。

今日はランチ目的でしたので、まず順番待ちのリストに名前を記入、そう、ここは人気店なんです。少しの待ちは覚悟して。待っている間は店舗で買い物したり、建物の見学をしたり。

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本店の古い建物とは中庭を挟んで、奥に茶工場がありましたが、ここが改装されてカフェになっています。

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待つこと数10分、名前がよばれテーブルに案内されました。客層は国内、海外、半々といったところ。屋内席および庭に面したテラス席があります。

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早速、お目当ての「きつね茶蕎麦セット」¥1,150 を注文。茶蕎麦と「お茶のふりかけ」がかかったご飯、ミニサイズの抹茶ゼリーの組み合わせです。

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大きなキツネ2枚と九条ねぎが載った茶蕎麦、出汁のよく効いた薄味のおつゆです。

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生茶ゼリーです。白玉と小倉餡付き。ゼリーはなめらか、つるりと喉の奥に。しっかりと味わいたい方は標準サイズ(\740)を注文してください(笑)。店内を見回すと、食事メニューではなくスイーツ+ドリンクを注文されている客が半数でした。「抹茶パフェ」などたいへんおいしそうでしたが、こちらは次回のお楽しみ。

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食事を終え、再びお店に。昔の雰囲気を極力保存するよう工夫されています。

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こちらは昔のままでしょう、客間、あるいは住居の間。奥の間には鎧が。

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「中村藤吉・本店」はこの「宇治橋通り商店街」に面しています。まっすぐ進めば宇治橋の南詰、紫式部の像の前に出ます。

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(店の外観、室内の様子、メニューなどは取材時点のものです。最新情報はネットなどでご確認下さい。)

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