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「喫茶 オルガン」は五条通から少し入った中堂寺にある京町家の隠れ家的なカフェ。店名ともなったオルガンが置いてあり、マスター（マエダトモアキさん）はカフェの営業かたわら演奏活動も。

京都観光の途中、ふと見つけた「京長屋」の一角の喫茶店で一休みしました。五条通に面した中堂寺エリア、名前のよくわからない小路に入っていきます。壬生川通と櫛笥通のあいだの小路です。そこにはリニューアルされた京長屋、なかなかよい雰囲気です。ここにはいろんなお店が入居しています。喫茶オルガンもそのひとつ。

この長屋風京町家は、旧家「松田家」のご主人が地域の活性化のために建造したものだそうです。

何棟かある長屋のうち、もっとも五条通に近い棟の南端に「喫茶オルガン」はありました。

大変蒸し暑い日だったので、喉を潤すためにアイスコーヒーとアイスティーを注文しました。

室内は過度の装飾もなくシンプル、とても落ち着く雰囲気でした。もちろん店名にもなった「オルガン」があります。家庭や学校で用いる昔ながらの足踏みオルガンではなく、バンドで用いるタイプのオルガンですね。

音楽関係の本もたくさん並んでいます。またBGMとしてバート・バカラックがずっと流れています。もしやと思いマスターに声をかけてみました。「どんな演奏スタイルでこのオルガンを演奏されるんですか？」

店内のお客が私達のみになったことをいいことに（？）、そこから延々と音楽談義、楽器談義が始まりました。話の内容があまりにもマニアックで、それぞれの奥さんは話に入り込む余地はありません。ただあきれて聞いているだけ。

マスターは有名音楽大学を卒業後、音響関係のお仕事に就かれていましたが、そのご演奏活動に転向、現在はそれを続けながら奥様と二人でこの喫茶を経営されているのです。

きょうは楽しいひとときを（少々マニアックなお話で）過ごさせていただきました。記念撮影です。ハイチーズ！