京都旅行の帰路、新幹線の時間が夕食時間にぶつかると「お弁当」ということになりますが、京都ならでは、そして京都でしか楽しめないお弁当があります。それは京都の料亭謹製のお弁当。デパ地下(伊勢丹、大丸、高島屋)で購入でき、遅い時間だと値下げ販売されているので、ダブルで嬉しい。そのかわり売り切れ、のリスクもありますが(笑)。ここでご紹介するのは「手をけ弁当」で有名な京料理の老舗「六盛」のお弁当です。

「鱧まぶし弁当」

京都の夏はなんといっても「鱧 - はも - ハモ」 祇園祭を見学した帰り路、デパ地下で六盛の「鱧まぶし弁当」を買って新幹線に乗りました。(購入 2019年7月、¥1,674 税込)

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タレがかかった御飯の上にハモが9切れ、味付けは薄味の「まぶし」です。山椒がやや多めにかけられている印象。ハモのクォリティは問題なし。六盛ですから。でも、お弁当が作られて時間をおかず食べることができたらもっと美味しいでしょうね。

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左には八寸に相当する惣菜がぎっしり詰められています。炊合せとして、里芋、冬瓜、オクラ、花麩、ナス、コンニャクなど。加えて、合鴨スモーク、薩摩芋甘露煮、出し巻、白和え。味付けはもちろん料亭の味。あーおいしかった!

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「手まり寿司」

ピンクの風呂敷に包まれた小さなわっぱ弁当。手まり寿司が7個入っています。よく似たお弁当におかず付き2段重の「手まり寿司弁当」がありますが、あちらは手まりが7個です。鯛昆布〆 3貫、煮穴子 2貫、海老 2貫、スモークサーモン 2貫(購入 2019年7月、¥1,260 税込)

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お寿司はそれぞれ見た目も美しい、そして食べやすいひとくちサイズです。車中の軽いお食事用にぴったりですね。

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「秋の宴」

この豪華なお弁当は「秋の宴」(¥2,700 税込)、お値段も豪華ですね。お店で頂く手おけ弁当にも劣らぬ内容ですよ。15マスの仕切りにはみ出すほどビッシリ詰まっています。下の段は手まり寿司が4つと甘鯛寿司が2つ。なおこのお弁当は季節によって「春の宴」や「京の宴」と季節ごとの名前に変わり、内容もアレンジされます。(購入 2017年11月)

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左半分です。左上から、「白和え」、「出汁巻と枝豆」。左下から「合鴨スモークと海老旨煮」、「茄子田楽」

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左上から「牛肉ごぼう巻、里芋、もみじ麩など」、「蓮根挟み揚げと豚角煮」、「酢の物」。左下から「鰆西京焼と串打ち(海老真蒸、玉蒟蒻)」、「がんもや湯葉など炊合せ」、「きのこ、薩摩芋、かぼちゃの炊合せ」。お値段相応の内容になっています。新幹線の中で頂くのはもったいない感じ。

駅で売られている駅弁と比較して味はどうか。ここなんですよ、料亭のお弁当の価値は。使用する素材が違う、やはり料亭の味です。一般的なお弁当とは天と地ほどの違いがありますよ。あーおいしかった!

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「天まぶし弁当」

お手頃価格の「天まぶし弁当」(¥1,350)です。2段重になっています。一の重は、きのこと海老のフリッターがビッシリご飯の上に。出汁を振りかけていただきます。冷たいにも関わらず、おいしい!(購入 2017年11月)

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二の重は「出汁巻」と、がんも、湯葉、かぼちゃ、里芋、薩摩芋、オクラなど「炊合せ」がびっしり詰めてあります。

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「手まり寿司弁当」

こちらは「手まり寿司弁当」¥1,620 です。京都駅の新幹線コンコースで売られている数々のお弁当とさほど値段は変わりませんね。よく似たお弁当に手まりのみ1段の「手まり寿司弁当」がありますが、あちらは手まりが9個です。(購入 2016年5月)

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二段構成です。一段目は手まり寿司。この日は鯛、海老、穴子、サーモンでした。

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二段目はおかず。だし巻き玉子、煮物、レンコンのはさみ揚げ、白和え、など季節の素材を使った料理です。

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(メニュー、価格などは取材時点のものです。最新情報はネットなどでご確認下さい。)
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