北野天満宮前「たわらや」の手打ちうどん

北野天満宮の門前名物「たわらやうどん」をご紹介します。北野天満宮の三大名物といえば長五郎餅、あわ餅、そしてこの「たわらやうどん」。一の鳥居の道路向かい、昔からの天神さん参道「御前通」を少しかがったところ、虫籠窓のある京町家、建物はたいへん古そうです。

お店そのものは創業は江戸時代の亨保年間、以来なんと300年間続いているそうですので老舗中の老舗。建物は400年前のものだとか。玄関を入ってすぐ左手には畳の間がありますが古美術が飾られています。

見上げると太い骨組み、年季が感じられますね。

さて、今日注文したのは「たわらやうどんセット」、名物・たわらや饅頭が付きます。薬味として土ショウガも付いています。

シンプルですね。太く、長い、一本うどんのみ（実際は2本入っていた）。縁起ものですから。麺はもちもち、そして出汁にはこだわりがあって利尻昆布ほか。うまみがたっぷりです。今回は無事（？）に注文することができましたが、お客さんが多い日は昼前には売り切れるそうです。茹で時間はなんと1時間だとか。

たわらや饅頭は2種類から選びます。これは特選南紅梅を練り込んだ特製饅頭、4月中旬までの限定販売です。単品でも注文できて1個￥260。もう1種類は「合格」の焼印が押された「たわらや合格饅頭」です。

こちらは「たわらや御膳」￥1,630（税込）です。梅の香うどんにおじゃこごはん、天ぷら盛り合わせとデザートがセットになっています。

中央の四角い台は井戸、かつてはこの水を使って調理していたのでしょう。

店舗内にはあちこちに古美術品が飾られていて雰囲気をかもし出しています。食事スペースはテーブル席と小上がり、あわせて45席ありますがお昼時はあっという間に埋まってしまいます。待ち時間を計算に入れて伺いましょうね、人気店ですから。