お店の紹介

「津田楼」は祇園花見小路に面したもとお茶屋さんの京料理店です。創業は幕末、お茶屋さんとしてスタート、大正初期に現在地に移転、その後 2010年より料亭「津田楼」として新オーナーのもとスタートしました。なおオーナーの村田理如さんは「清水三年坂美術館」の館長を努めていらっしゃいます。

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建物は貴重な建材をふんだんに使い大正期に建造されました。坪庭を囲んでお座敷が並ぶ典型的なお茶屋造り。各部屋の入口側には芸舞妓さんの芸を楽しむための広い踊り場が付く、伝統的なお茶屋さんの建物です。

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玄関を入ってすぐの部屋はBarになっています。幅1m以上のものすごく大きなケヤキの一枚板のカウンターです。ランチタイムなど予約無しで入店した場合はこちらに通されます。

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2019年2月の食事レポート

花見小路の津田楼といえば一般観光客が軽い気持ちで入って食事ができるところではなく、ちょっと敷居の高いお店ですが、ランチタイムは数量は限られているものの、お手軽な値段で茶屋さんの食事を楽しむことができます。もちろん、ちょっぴり雰囲気を味わう程度ですが、、。今回ランチ限定の「昼膳」(¥3,000 税別、サなし)をお願いしました。

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最初に出されたのはこちらの「先付」、手作りの豆腐です。素材の説明はありましたが失念。美味しいのはもちろんのこと、細かい作業で調理されている料理を見て、さすが祇園の老舗だなぁ、と納得。

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続いてお膳いっぱいに料理皿が並んだ「昼膳」です。左上から順に詳しくご紹介します。なお季節ごとに素材が変化しますので料理の内容は変わるそうです。

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左上は「はりはり鍋」、運ばれてきた時点で熱々の鍋。湯葉、油揚げ、水菜がだし汁で煮込まれています。「はりはり」はシャキシャキ水菜が特徴の近畿地方の鍋料理です。

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上の段中央の籠盛りは「揚げ物」。エビのすり身を食パンで挟んで揚げたもの、白ネギの天ぷらなどが添えられています。ちょっぴり変わり種でした。

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「お造り」は、ぐじ、しめ鯖です。

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今日は節分(初午)ですのでご飯は「おいなりさん」。見慣れたいなり寿司とは違いますね。でも口に運ぶとたしかに味はおいなりさん。なんと裏返しにした油揚げで包まれているのです! また一口サイズにカットされているのは芸舞妓さん向けでしょうか。

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「口取り」です。ミニサイズの八寸。今日料理の真髄ですね。格安のランチですので会席としていただくような八寸は望めませんが、その片鱗?がうかがえるもの。京料理の入門として充分でしょう(笑)。量的にはかなり軽めのランチになりますがお手軽な値段でお茶屋さんの雰囲気が味わえ、貴重な体験となること間違いなしです。

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こちらは粕汁です。酒粕の産地説明があったのですが覚えられなくて、、、。甘酒に近い味でした。

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こちらのBarでは夕食もいただけます。三味線と尺八の生演奏付きだそうです。

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(店の外観、室内の様子、メニューなどは取材時点のものです。最新情報はネットなどでご確認下さい。)

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