撮影 2014年6月13日
「Amtrak」は、全米鉄道旅行公社。列車による旅客輸送を運営する公共団体です。ボストン - ニューヨーク - ワシントンD.C.間を走るアセラ・エクスプレスをはじめ、主要大都市間を結ぶ。 |
米国の都市間鉄道 Amtrakを利用して、ニューヨークからボストン日帰り旅行をしましたのでレポートします。出発駅はペン・ステーション(Penn Station)、マジゾンスクエアガーデンの下にある巨大なターミナル駅です。
地下鉄からAmtrakの改札口に向かう通路。朝6時前です。さすがに人通りは少ない。
出発の直前まで何番線(トラック番号)から乗車するのか決まりません。決まると正面の掲示板に表示されます。
乗車客の全員が改札口で待ちます。長距離列車なので大きなスーツケースを抱えた旅行客が多い。
トラック番号が表示され、いっせいに乗車です。自由席です。良い席は早い者勝ち。なお、事前予約制ですので満席以上のチケットは販売されません。
利用したのはアセラ・エキスプレス(Acela Express)、席はビジネスクラス。なお、列車内も駅の構内も無料WiFiが自由に使えてありがたい。
席は対面式、席の幅は新幹線のグリーン車ほど。テーブルがついていて、バソコンを置いて仕事(?)をする人が多かった。電源もあり、ネットも使えます。
飛行機のような頭上の荷物入れ。なお、チケットは日本からネット購入できるので便利。e-Ticketを印刷して持っていきます。回ってきた車掌さんに見せて、バーコードリーダーをかざして改札完了。
ニューヨーク - ボストン間は約370km、東京から京都までの距離です。途中、こんな風景が延々と続きます。入江があり、湿地があり、ところどころ住宅が建っていて、、、
入江にはヨットも浮かんでいて、、、 驚いたことに、途中まったく畑がありませんでした。牧場もありません。水辺と草原と、木々と、それだけ。東海岸沿岸部に農家はないのでしょうか。ニューヨーク - ボストン間、この風景が3時間続きました。
ボストンに到着、10時5分着です。370kmを3時間半かけて走りますので新幹線に比べればずいぶんゆっくり。往復運賃はひとり$182でした。
Acela Express の先頭車両、軌道車です。
ボストン、サウスステーション駅の構内です。ファストフードのお店がいくつか入っています。
ボストン観光を終え、Amtrak帰りの便です。帰路はNortheast Regional の Coach Class席。
こちらの列車の席は進行方向に向いていて、対面式ではありません。テーブルは新幹線と同様、前の席の背中に。WIFIは自由に使えました。
米国での長距離列車の利用は初めての体験でしたが、NY在住の子供の指導により何のトラブルなく往復、列車の旅を楽しむことが出来ました。ただ、往復に8時間を要しますので日帰りする場合は早朝発、夜中の帰着にならざるを得ません。できればボストン観光は宿泊を入れたいものです。
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