「ドゥブロヴニク・旧市街を歩く」

撮影 2017年11月
The Old City of Dubrovnik, Croatia - November, 2017
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アドリア海を挟んでイタリアの対岸にあるクロアチアの都市。起源は古くローマ帝国時代から。旧市街は城壁に囲まれており、ルネッサンス期の建造物が残り世界遺産に登録され国際観光都市となっている。「魔女の宅急便」の舞台のモデルとなったことで一躍有名になった。

クロアチアのドゥブロヴニク旧市街は「アドリア海の真珠」とも呼ばれる城郭で囲まれた都市。古代から中世にかけて発展した海洋都市国家でした。現在、世界遺産に登録されて今や屈指の国際観光地です。

首都ザグレブからドゥブロヴニクまで空路で1時間ほどでした。宿泊した近郊のホテルから旧市街までアドリア海を眺めながら早朝ウォーキングです。波は高く雲行きが怪しそう。今日一日晴れますように。(本記事はHidekunによるレポートです。)

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新市街と旧市街を隔てる城壁に幾つかの門が設けられています。これは西側の門「ピレ門 Pile Gate」です。ルネッサンス式のアーチ門、1537年の建造です。まさに城の門ですね。

しかし、ドゥブロヴニクは共和国でした。城壁の中に城があって王様がいたわけではありません。中にあるのは都市です。さぁ、橋を渡って門をくぐりましょう。

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城壁はかなり奥行きがあり、広々とした階段で中と外が結ばれています。城壁を通り抜けて旧市街に入りました。まっすぐに伸びるこの道はメインストリート「プラツァ通り」です。朝早い時間でしたので観光客はまだそれほど多くありません。

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両側にお店がズラッと並んだ道を一番奥まで進むと突き当り。正面に鐘のある時計塔。右に進みます。「聖ブレイズ教会」を通り過ぎたところを右路地に入ると、、、

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ショッピングモールの広場です。休日には広場を埋め尽くす出店が並ぶのですが、今日はお休みかな? いつのまにか空は雲一つない青空。

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もう一つの城壁出入り口を通り、「シティハーバー」に出ました。

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ここは漁港ではなくプレジャーボートの船着き場のようです。また近郊の島に渡るフェリーもここから出発するとのこと。

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さて次に住宅の建ち並ぶエリアを探索します。どこもこんな狭い路地。石畳と石の壁が美しい。もちろんゴミも落ちてなくて観光国家としての住民の意識の高さが伺えます。

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1990年代の初頭、ユーゴスラビアは崩壊し、属していたクロアチアなどの国が独立します。その過程でドゥブロヴニクは砲撃を受け多くの市民がなくなり文化財も破壊されます。その後復旧は進みましたがまだ一部が壊れたまま残されているところもありました。

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「旧総督邸 - Rector's Palace」の前に猫さんたちがまったりしています。ドゥブロヴニクは中世から1808年まで「ラグーザ共和国」として栄えました。その時、共和国を治める総督の館として使われていたのがこの建物です。重厚なゴシック様式、内部はクロアチアの歴史博物館となっています。

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ドゥブロヴニク旧市街の魅力は何といっても、この石壁の住宅と石畳の階段が多い路地ですね。(ドゥブロヴニク観光に行くときは事前に足腰を鍛えてから! それから、市街地も住宅地も石畳が多く、雨で路面が濡れているときは滑りやすいので注意して歩いて下さい。)

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路地には多くの地域猫たちがいて癒やされます。ねこ目的で訪れる人も多いんですよ。

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再びハーバーに戻りました。

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街の後背地はスルド山。ケーブルカーで登って展望台から街を見下ろすと、まさに「魔女の宅急便」のワンシーンを思い起こさせる絶景なんですよ。

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街をぐるっと一周して出発点に戻りました。橋のたもとには猫さんが観光客に愛想を振りまいています。さて次は、旧市街を取り囲む城壁をご紹介します。

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