グアム旅行「ラッテ オブ フリーダム 展望台」
「ラッテ オブ フリーダム 展望台」は2010年に完成した新しい観光施設。ハガニア地区・アデラップ岬にあるグアム政庁(ガバナーズホール)の建物に隣接する展望塔。形はラッテストーン、上部展望台から海岸の眺めはすばらしい。
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グアム島のほぼ中央部西海岸の「ラッテオブフリーダム」(ラッテストーン展望台)を訪問しましたのでレポートします。オレンジ屋根の建物はグアム政庁。海岸線に沿って走る幹線道路「マリン・コー・ドライブ」沿いにあります。左の丼のような形の塔が「ラッテ オブ フリーダム 展望台」です。
ホテルが集まった繁華街から少し離れていて公共交通機関がありませんので島内観光のオプショナルツアーを利用してやってきました。
アメリカ独立200周年として西の玄関グアムに自由のシンボルを建設しようと(東の玄関はニューヨーク、自由の女神)1976年にプロジェクトがスタートしました。そして2010年、古代からグアム固有文化であるチャモロ族のラッテストーンをかたどった展望塔が完成したのです。
入場料$3.00を払って入ります。展望塔へはスロープでつながっています。形はラッテストーン。古代のグアムでは高さ2mほどのこのような形の石をならべて、その上に建物を作ったそうです。高床式建物の基礎ですね。島内各地で見つかっています。この展望塔はその形を模して作られました。
展望塔内にはこのプロジェクトについて詳しく説明書きがありましたが、オプショナルツアーは見学時間が限られているのが唯一の欠点、塔からの眺めを優先しました。
南側の眺め。どこまでも続く青い空と青い海、まさに南国の海岸線。白っぽく見えるところまでがサンゴ礁、水面が青く見えるところから急激に深くなっています。マリアナ海溝ですからものすごく深い海です。
北側のながめです。恋人岬も見えています。
オレンジ屋根の政庁舎に戻ります。
最上階の中は広々としたホールです。
歴代のグアム準州知事の写真が飾られています。また古代グアム人の道具などが展示されています。
エレベータを使って地上に降り、建物の外に出ました。展望塔のそばには本物のラッテストーン。支柱となる石の上にお椀型の石をのせています。
また近くにの旧日本軍が残した大砲が。また庁舎の反対側にはスペイン時代の大砲もあり、グアムは様々な文化が入り混じっている背景が分かります。(現在は米国文化)
建物はグアム政庁。左側の海岸線に沿ってスペインの大砲が並んでいます。
「ラッテオブフリーダム展望台」の見学時間は30分から1時間もあれば充分。建物内はエアコンが聞いていますし、ホール内の説明書を読めばグアムの文化的背景を知る絶好の場所です。ここまでの足としては、スペイン広場などがセットになったツアーの利用以外はレンタカー、タクシーでしょうか。じっくり見学する時間はとれませんがツアーが手軽ですのでおすすめです。
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