と、悲しい思い出(撮影 2014年6月11日)
「9.11 メモリアル」は、2001年9月11日の同時多発テロにより破壊された旧ワールドトレードセンタービルの跡地に、亡くなった多くの人たちの冥福を祈って建設された。リフレクティング・プールの周囲には犠牲となった3,000名の名前が刻まれている。
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2001年の同時多発テロで標的のひとつとなったワールドトレードセンタービルの跡地が「9.11 メモリアル」として2014年5月21日から自由に見学できるようになりました。(以前は Visitor Pass が必要でした。)
自由の女神観光を終えた後、地下鉄でバッテリーパークからウォール街に向かう途中立ち寄りました。(写真は救助に向かう消防士たちのレリーフです。救助中の消防士が300名以上亡くなっています。)
以前は入場制限があり、入場パスの入手やセキュリティチェックなどが必要でしたが、現在は一般開放されています。制限なく、だれでも自由に見学できます。
ワールドトレードセンターのツインタワービルが建っていた跡地はそのまま巨大なプールとなっており、中央部がさらに深い正方形の空間となっていて、水が流れ落ちています。見渡すと周囲を観光客が隙間なく取り囲んでいます。私達はこの光景を前にして、悲惨な事件を悼むと同時に、もうひとつ別の関わりから、しんみりと眺めたものでした。(その関わりは後述)
周囲には亡くなられた3000名以上の方々の名前が刻まれているのです。ふと目をやったそこに、なんと日本の方の名前が。偶然です。静かに手を合わせました。犠牲になった日本人は24名。
あたらしいワールドトレードセンターがほぼ完成しています。米国で最も高い建物。
同時テロから4年経過した2005年、我が家はテロの犠牲者のお子さんを米国からホームステイに迎え入れることになりました。彼の名前はテッド. 京都観光に連れて行ってあげた時の写真です。背は高いですが中学生。(金閣寺にて)
アメリカ人といえば、お喋りで自己主張人種という先入観がありますが、彼は父親をテロで失った悲しみを引きずっていたのか、滞在中は終始物静か、自分から口を開くことはありませんでした。(写真は清水寺にて)
悲しみが癒えかけた頃、ふたたび悲報が。彼のお母さんが2009年、病気で亡くなったというネット記事を発見します。Tedは3人のお子さんの一人でした・・・・・