太宰府天満宮の巨木をど紹介します。神社仏閣は長年にわたって境内の中が守られ、巨木が残りやすい環境にあります。特に歴史の長い神社仏閣には創建以来、という巨木にお目にかかることも出来ます。ここ太宰府八幡宮もそのひとつ。
最初に、最も大きいクスノキをご紹介。本殿の正面まで進み、そこから左へ。築地塀の外に出ます。正面に見える建物は「誠心館」これは比較的最近建造されたものですが、最大のクスはその前に立っています。
大きさが分かるように撮影するのは難しいものです。この写真の場合、紅いカーディガンを着た、木を写生中のしゃがんだ女性の大きさと比較してみてください。根元付近の質量感がすごいですね。。
この木は大正13年に国の天然記念物に指定されました。目通りは12m、根回り20m、樹高39m、樹齢は1000年とも言われています。天満宮の創建当初からあったのでしょうか。
逆の方向からのながめです。
「誠心館」の建物内部にもクスノキの巨木がありますが、こちらは塀に囲まれて根元部分は見ることが出来ません。
本殿のちょうど真後ろには「夫婦樟(めおとくす)」、2本そろって国の天然記念物に指定されています。
こちらは根の部分に特徴があります。コブコブですね。
太宰府天満宮の巨木は天然記念物に指定された3本の木にかぎらず、あちこちに散見されます。参道の太鼓橋あたりにもいくつか。橋の上から見えてくるのがこの大楠。
参道にそって、あるいは池の周り、巨木だらけですね。
あるものは屋根の上からにょっきり。本殿まえの広場を取り囲む回廊です。
ということは、この木より後世に回廊が設置されたということですね。
巨木が林立する太宰府天満宮は、神社参拝という本来の目的に加え、天満宮を守る巨木たちに会えるという別の楽しみ、いや、これは巨木好き人間のみの楽しみでした。
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