慧光寺の山門です。背後にイチョウの巨木が見えています。
契約駐車場として使われている境内の片隅にこの巨樹は立っています。以前はもっと枝張りが大きかったそうですが、周辺の民家を考慮して剪定されたとのこと。秋になれば黄色モミジが見事です。
根元よりの3mくらいの高さで最も太くなっています。目通りは目測でおよそ400cm。
慧光寺の向いにある常福寺のご住職から聞いた面白い言い伝えを一つ。
かつて、浄福寺の西隣には大超寺というお寺がありました。現在は岩倉花園町に移転し、跡地にはマンションが建っています。浄福寺の東隣には慧光寺があります。
それぞれのお寺には大きなイチョウの木があって大超寺と慧光寺はオスの木、常福寺はメスの木。浄福寺のイチョウにはたくさんの実が出来ました。大超寺の小僧は「大超寺のイチョウがあるから浄福寺のイチョウに実がなるのだ。実を半分よこせ」と主張しました。浄福寺の小僧は「慧光寺にもオスのイチョウがある。」と言って主張をはねのけました。
その後、大超寺は移転し、大超寺のイチョウも切り倒されたところ、浄福寺のイチョウは結実しなくなりましたとさ。現在、常福寺のイチョウはほとんど枯れてしまっています。健在なのはここ慧光寺のイチョウのみです。
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