「安楽寿院」

2009年2月14日 撮影
ANRAKUJU-IN, Kyoto - February 14, 2009
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安楽寿院(あんらくじゅいん)、真言宗智山派、本尊は阿弥陀如来。鳥羽離宮の東殿に鳥羽上皇が造営した仏堂を起源とする。創建は1137年。木造阿弥陀如来坐像は重要文化財、定朝様。胸の中央に卍を刻むことから卍阿弥陀の 称がある新御塔は豊臣秀頼により慶長11年(1606年)多宝塔形式で再建されたものが寺の南側に現存し、近衛天皇安楽寿院南陵としてやはり宮内庁の管理下にある。天皇の陵墓に多宝塔を用いる稀有な例である。釈迦三尊、薬師三尊、阿弥陀三尊と呼ばれる3点の石仏で、平安時代末期の作。鳥羽離宮内にあった成菩提院跡から江戸時代に出土したもの。
 ・京都市伏見区竹田中内畑町74
 ・近鉄・市営地下鉄「竹田駅」下車、徒歩5分
 ・駐車場なし

城南宮から徒歩で10分弱の距離ですが、途中には白河天皇陵や北向山不動院といった見どころもあり、途中下車も多く30分以上かかりました^_^ 2009年「今日の冬の旅」非公開文化財特別公開されていましたので多くの拝観者でにぎわっていました。

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三門から書院の玄関を臨む。

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書院の枯山水庭園です。江戸初期に造園されたもの。

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藤原定家直筆の日記「明月記」が掛け軸になって書院に架けられています。

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書院玄関前の通路に白砂が敷き詰められていました。

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三尊石仏。真ん中のひとつ(阿弥陀三尊、写真が飾られています)は現在、京都国立博物館に保存されています。

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本尊「卍の阿弥陀」(阿弥陀如来座像)が祀られた「御堂兼収蔵庫」前の庭。鳥羽離宮庭園の一部を復元したものだそうです。

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弘法大師(空海)像を安置する大師堂です。

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安楽寿院の境内南側には、1606年、豊臣秀頼により建立された新御塔です。近衛天皇安楽寿院南陵ですが、天皇の陵墓として多宝塔を用いるのは大変珍しいとのこと。こちらは宮内庁の管轄です。

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安楽寿院三門の西側に建っている「白河法皇、鳥羽法皇、院政之地」と書かれた石碑です。そばに一匹のらちゃんネコがいましたが、近寄ると「う〜〜〜」と威嚇されました^_^; 天皇陵の守護ネコなのでしょう^_^

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