「東山の安養寺」

2012年3月2日 撮影
AN-YOJI Temple, Higashiyama, Kyoto - March 2, 2012
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安養寺(あんようじ)、山号は慈圓山、当初は天台宗、のち時宗。通称「吉水草庵」。最澄が創建したとの説あり。法然は比叡山を降りたあと、ここに草庵を結んで布教活動を行った。1207年、法然が讃岐へ流された後、慈円が中興。境内南にある弁財天堂は安養寺の鎮守社。明治期まで六阿弥坊と呼ばれる子院があったが「左阿弥」を残して消失。この寺の山号・慈円山が円山公園の名称となった。
 ・京都市東山区八坂鳥居前東入る円山町624 map
 ・075-561-5845
 ・アクセス 市バス「祇園」下車徒歩10分
 ・非公開
 ・駐車場、なし

京都には安養寺と称する寺院が6つもありますが、ここは最も創建の古いところ。平安京遷都直後と伝えられています。かつては大きな寺院でした。円山公園の最上部にあります。

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本堂です。

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本尊の阿弥陀仏。

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本堂右手の大きなイチョウの木。

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本堂の裏手に登りました、甍の向こうに京都市街が見渡せます。中央に立つのは本堂右にあったイチョウ。

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安養寺の門前の梅が満開でした。

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安養寺には「円山の六坊」とよばれる6つの塔頭がありました。春阿弥、連阿弥、重阿弥、也阿弥、左阿弥、正阿弥ですが、江戸時代は遊覧酒宴の宿として繁栄します。重阿弥は忠臣蔵に登場。

明治になって春阿弥は温泉場、也阿弥は連阿弥、重阿弥、正阿弥と合併し「也阿弥ホテル」となりましたが1906年に焼失後、再建されていません。唯一残ったのが左阿弥。現在は料亭です。その施設の一部「蘇鉄庵」です。

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