吉水弁財天堂へ行くには、八坂神社をと東に通りぬけ、円山公園をどんどん登っていきます。そして京料理「いそべ」が見えても更に上へ、舗装された道に出て少し進むと道幅が広くなり、最も奥の突き当りに吉水弁財天堂があります。
右が弁天堂、左は社務所? 左の階段を登って行くと安養寺があります。東西に長い円山公園、ここまで登ってくる観光客は少ないでしょう。
吉水は「よしみず」と読み、このあたりの地名になりました。「吉」の字は下の棒が長い、古い「吉」の字です。
祀られているのはもちろん弁財天です。ここでは「弁財天女」と呼ばれています。
本殿の左手を奥に入っていくと大きな多宝塔があります。中興の慈鎮和尚を祀る宝塔です。高さ244cm、巨大です。
鎌倉時代初期の作だそうで、国の重要文化財に指定されています。
「吉水」の地名は、もともと境内から霊水が涌き「よい水」であったことから「吉水」と称されるようになったそうです。
法然上人が閼伽水に用いたと伝える井戸はいくつか残っていますが、これもそのひとつ。本殿の右側にあります。
社務所に飼われている白黒にゃんこ。お腹が空いていたのか、ニャーニャーと鳴いていました。しばらくして、お出かけ中の宮司さんが戻って来られ、にゃんこは待望のごはんをもらっていました。
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