2011年、法然上人が入滅して800年を迎え、様々なイベントが開催されます。そのひとつ、京都国立博物館で開催されていた「法然 - 生涯と美術」を昨日見学し、今日は「法然上人御廟」のお参りです。
800年大遠忌ですので、いつもは架けられていない巨大な幕(?)が架けられています。
三門を振り返ると工事? と思いきや山門の上階に渡るためのバリアフリー通路です。通常、三門の上階へは直登階段をのぼらなくてはなりません。これだと車椅子でも行けますね。800年大遠忌のために知恩院では「和順会館」の建て替えなど、さまざまな改修工事が行われましたが、参拝者のためでしょうか、御影堂を始めとしてバリアフリーのスロープが設置されたのです。
御影堂にも巨大なスロープが。
なにはともあれ御廟に向います。この階段はバリアフリー化出来なかったようです。みなさん、ふーふー言いながら登られています。
あと少し登ったところが法然上人の御廟です。
1613年、常陸国土浦城主、松平伊豆守の寄進による御廟です。
廟堂には唐門、そして桃山様式の華麗な彫刻が施されています。
勢至堂(せいしどう)です。法然上人ご終焉の地。本尊は法然上人像でしたが、御影堂建立の際に移されたため現在は勢至菩薩像が本尊となっています。
阿弥陀堂が公開されていました。もちろん大きなスロープが取り付けられています。中では数組の納骨式が行われていましたので、静かにお参りして早々に座を辞しました。
すがすがしい午前中の参拝でした。急な階段の昇り降りで少し疲れましたので「泰平亭(参拝者休憩所、売店)」でお茶を飲んでしばし休憩。そして次の目的地に向かって出発しました。
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