「知恩院、法然上人800年大遠忌」

2011年3月28日 撮影
CHION-IN Temple, Kyoto - March 28, 2011
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知恩院(ちおんいん)、浄土宗の総本山、正式名は「華頂山知恩教院大谷寺」、本尊は法然上人像
1175年、法然上人による開山。法然は比叡山での修行の後、現在の勢至堂あたりに住み布教活動を行っていく。現在のような大寺院になったのは江戸時代に入ってから、徳川幕府の加護のもと、寺勢を拡げていった。多くの国宝、重要文化財を、また「左甚五郎の忘れ傘」をはじめとする「知恩院の七不思議」で有名。
 ・京都府京都市東山区林下町400
 ・075-531-2111
 ・市バス「知恩院前」下車、東へ徒歩5分
  地下鉄東西線「東山駅」下車、南へ徒歩8分
 ・境内自由
 ・駐車場なし

2011年、法然上人が入滅して800年を迎え、様々なイベントが開催されます。そのひとつ、京都国立博物館で開催されていた「法然 - 生涯と美術」を昨日見学し、今日は「法然上人御廟」のお参りです。

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800年大遠忌ですので、いつもは架けられていない巨大な幕(?)が架けられています。

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三門を振り返ると工事? と思いきや山門の上階に渡るためのバリアフリー通路です。通常、三門の上階へは直登階段をのぼらなくてはなりません。これだと車椅子でも行けますね。800年大遠忌のために知恩院では「和順会館」の建て替えなど、さまざまな改修工事が行われましたが、参拝者のためでしょうか、御影堂を始めとしてバリアフリーのスロープが設置されたのです。

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御影堂にも巨大なスロープが。

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なにはともあれ御廟に向います。この階段はバリアフリー化出来なかったようです。みなさん、ふーふー言いながら登られています。

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あと少し登ったところが法然上人の御廟です。

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1613年、常陸国土浦城主、松平伊豆守の寄進による御廟です。

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廟堂には唐門、そして桃山様式の華麗な彫刻が施されています。

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勢至堂(せいしどう)です。法然上人ご終焉の地。本尊は法然上人像でしたが、御影堂建立の際に移されたため現在は勢至菩薩像が本尊となっています。

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阿弥陀堂が公開されていました。もちろん大きなスロープが取り付けられています。中では数組の納骨式が行われていましたので、静かにお参りして早々に座を辞しました。

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すがすがしい午前中の参拝でした。急な階段の昇り降りで少し疲れましたので「泰平亭(参拝者休憩所、売店)」でお茶を飲んでしばし休憩。そして次の目的地に向かって出発しました。

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  10年以上にわたって、四季折々の表情を写真に収めました。
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