知恩院 御影堂(みえいどう)の大修理が2012年から始まり。2019年に完了の予定、なんと足掛け8年がかりという長期にわたる修理となっています。
御影堂の修理期間は、参拝/拝観ルートが変わっています。いわゆる本堂でのお参りは左方向に進みます。
さて、修復中の御影堂はすっぽりと覆われています、この覆いを「素屋根」とよびます。
「素屋根」の中はどうなっているのか興味ありますよね。それを見ることが出来る場所があるんです。まず阿弥陀堂に靴を抜いで上がります。そこから右へ、御影堂につながる渡り廊下を進んで行くと法然上人御堂までたどり着くのですが、その途中に修復現場が見えるスポットがあります。
御影堂は巨大ですが、それを覆う素屋根はさらに巨大。それを支える基礎はよほどしっかりしていないと。このコンクリートの塊が基礎です。素屋根を支えるために今回造られたものなんです。幅は約3m。これがす屋根の鉄骨を支えているんですね。
中は足場用のパイプが縦横無尽に組まれています。
月に一回、大修理の見学会が開催されているようです。そちらにも参加して屋根の様子など見てみたいものです。巨大な屋根ですので間近で見ればスキー場のスロープのようでしょうね。
御影堂が修理中では入れませんので、「法然上人御堂(集会場)」が臨時の参拝場所になっています。三門階段を登って修理中の御影堂を眺めながら左に真っ直ぐ進むと「武家門」、ここを入ると法然上人御堂の玄関です。方丈庭園の見学もここからになります。
方丈庭園から眺めた修理中の御影堂です。
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