知恩院の三門は、京都における最大級の門です。一般的には「山門」と書きますが、知恩院では「三門」と書きます。これは「空門」「無相門」「無願門」という三つの解脱門(三解脱門:さんげだつもん)を意味します。1621年、徳川秀忠によって建立されました。前に立てばさすがに大きい!
太い柱に支えられたこの巨大建造物、1階部分は自由に通過できる空洞になっていますが、2階は仏堂となっていて多くの仏像が祀られています。
楼上は通常は非公開ですが定期的に特別公開されていますので興味ある方は知恩院のHPで確認してみて下さい。なお、特別公開時の拝観レポートは下部にリンクしてあります。
さて、門をくぐってそのまま進みますと急勾配の階段が見えます。これが知恩院への正式な参拝路で「男坂」と呼ばれています。
下部よりも上部のほうがより急勾配に見えますね。
当然、足腰の弱い方はとても登れませんので右の迂回路「女坂」を登ります。
途中でつまづいて転落したら京都サスペンスドラマによく出てくる「階段転落死」ですね。じょうだんではなく、足もとにしっかり注意を払って登りましょう。
階段途中の踊り場で門を振り返りました。表から見ても裏から見ても堂々とした門ですね。
門の中央をズームアップ撮影。
階段を登りきったところから見下ろしました。かなりの高度感、「男坂」を下ることができるのはよほど足腰に自信のある方、あるいは怖いもの知らずでしょうね。
本堂は現在修復中。本堂に入っての参拝は出来ません。2012年にスタートし、8年かけて屋根や建具の解体修理を行います。2019年に完成の予定です。
こちらがなだらかな「女坂」です。参拝者のほとんどがこの坂を帰り道として利用します。
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「知恩院」 これまでの訪問レポート
10年以上にわたって、四季折々の表情を写真に収めました。
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