「京都ゑびす神社・夏越の大祓」
2017年6月30日 撮影
KYOTO YEBISU SHRINE, Kyoto - June 30, 2017
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ゑびす神社(えびすじんじゃ)「日本三大ゑびす」のひとつ、通称「ゑべっさん」。土御門天皇の時、1202年に禅の祖といわれる栄西禅師が建仁寺建立にあたり、その鎮守として建立。1月10日に行われる「十日ゑびす大祭(初ゑびす)」は大変にぎわう。商売繁盛の御利益。
・京都市東山区大和大路通四条下ル小松町125
・TEL 075-525-0005
・アクセス 京阪電車「四条駅」下車徒歩6分
・駐車場 なし
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京都ゑびす神社では6月30日、午後5時から「夏越の大祓」の神事が行われます。参列しましたのでその様子をご紹介します。
5時になると神職の皆さん、および氏子総代の皆さんが本殿に上がり神事が始まりました。一般の参加者は本殿まわりで見守ります。始まった時は周囲に20名ほどでしたが、神事が終わった時点で100名以上に膨れ上がりました。
神事の後は神職の皆さんを先頭に茅の輪くぐりです。
最初にお祓いをして、その後は左回り、右回り、左回りの通常の形でくぐります。
しかし、列の長さは100名以上、長い長い列の茅の輪くぐりです。
左回りと右回りが終わったところ。
茅の輪くぐりに参加した方々を見ると近隣にお住まいの方が多かったように思えます。また、隣接する宮川町から芸舞妓さんたちの参加はありませんでした。5時をまわっていますので花街ではお仕事の時間ですね。
全員回り終えたところでお神酒が振る舞われました。そして最後に宮司さんからのご挨拶。最後に「茅萱を用意しましたので茅の輪を作ってお持ち帰りください」とのこと。
さっそく茅の輪作り大会が始まり、私達も参戦です。茅の輪制作に挑戦しました。
いつも葛のツルでリースを作っていますので、その経験を活かし同じ要領で完成!
えびす神社の茅の輪くぐりを終え、宮川町を経由して四条河原町に戻りました。途中で何人かの舞妓さんに遭遇。
夏越の祓 ミニ知識
「夏越の祓」は、一年の前半最後の6月30日に行われる行事。半年間のけがれを祓い、残り半年の厄除けを祈願する神事。
茅の輪
神代の昔、素盞嗚命が旅の途中、一夜の宿を求めてある兄弟に乞うたところ、裕福な兄の巨旦将来には断られたが貧しい弟の蘇民将来は手厚くもてなした。のち、素盞嗚命は恩返しとして「茅の輪を腰につければ厄災から逃れられる」と伝えた。蘇民将来の一家は教えに従ったところ疫病から逃れることが出来たという。この言い伝えに習い、夏越の祓では茅の輪を作り身につける。
茅の輪くぐり
「水無月の夏越の祓する人は、千歳(ちとせ)の命延(の)ぶというなり」と唱えながら大きな茅の輪を「左回り右回り左回り」の3回くぐったあと本殿でお参りすることによって半年のけがれを祓うことができる。
人形(ひとがた)
夏越の祓で行う厄払いの儀式。人の形を模した白い紙に氏名と年齢を書き、息を吹きかけて体を撫でて罪やけがれを移し、それを身代わりとして焼いたり水に流すことによって厄を落とす。
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