「五龍閣(夢二カフェ)」

2015年6月19日 撮影
GORYUKAKU, Yumeji Cafe, Kyoto - June 19, 2015
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五龍閣(ごりゅうかく)。明治時代、清水焼の窯元を陶器製造の国際的事業に発展させた起業家、松風嘉定の邸宅。設計は武田五一、大正10年の竣工。国の登録有形文化財。現在、竹久夢二の作品を展示した「夢二カフェ」として営業している。
 ・京都市東山区清水寺門前 map
 ・TEL 075-541-7114
 ・地下鉄烏丸線「鞍馬口」下車徒歩6分
 ・夢二カフェの営業時間 11:00 - 17:00

清水寺にほど近いところにこんな建物があったのか、という「五龍閣」をご紹介します。

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土産物店がぎっしり並ぶ清水寺の参道、門前近くの脇道を入ったところが老舗湯豆腐の「順正」です。その建物の向かいに建つのが五龍閣。入り口には暖簾がかかっていますが、現在「夢二カフェ」として営業しているのです。ちょっと敷居が高い感じがしますが、気にせず靴を脱いで上がりましょう。通常の喫茶店ですので。

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建物は大正10年に建てられた、清水の窯元を大きな事業に発展させた松風嘉定氏の邸宅だったもの。武田五一の設計に寄るものです。さすがですね。

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たてもん内部は細かいところまでこだわりがあります。

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店内には随所に竹久夢二の作品が多く展示されています。夢二は大正2年から清水二寧坂に住んだそうですが、カフェの店主の祖父とは親交があったことを縁に夢二作品を展示しているのだそうです。

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天井の装飾もかなり凝っていますね。

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2階及び塔屋に登る階段です。この色合いと言い、構成と言い、近代建築ファンにはたまらないですね。

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屋外から外観を眺めてみましょう。右手は順正の建物、奥の階段を上がるとテラスになっています。

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左が五龍閣の南面です。大きな噴水池に面しています。

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同じ2階建てでありながら左の順正と比較するとかなり天井高が高く設定されていることがわかりますね。1階の大広間(現在カフェ)では舞踏会でも開催されていたのでしょうか?

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右が五龍閣、左は湯豆腐の順正です。なお、夢二カフェは順正が経営しています。

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五龍閣は、最も賑やかな清水寺の門前近く、清水坂の土産物店が並ぶ通りからちょっと入ったところです。通りは人と人がすれ違えないほど観光客で埋まっていますが、一歩中に入ればこんなに静かなオアシス。

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