法住寺は現在、三十三間堂の東側、養源院の南側の小さな寺院ですが、かつてはこの辺り一帯すべて法住寺でした。
写真はありませんが、現在は「身代わり不動」「赤穂・四十七士木像」「親鸞聖人作の阿弥陀像」「親鸞聖人そば喰いの像」が拝観の対象になっています。
木曽義仲が法住寺を襲ったとき、明雲大僧正が後白河法皇の身代わりになって敵の矢に倒れた。これはお不動様が明雲となって、身代わりになった、ということで、以来この不動明王は「身代わりさん」と呼ばれるようになったそうです。
また時代は下って元禄時代、かの大石良雄はこの身代わり不動に祈願して大願を成就したそうです。庫裏は現在修復中で立ち入ることが出来ませんでした。
手水にはさりげなく菊の花が浮かべてあって、寺主の心遣いがうかがえます。
後白河法皇墓所「法華堂」は宮内庁の管轄。お詣りできるのはウイークデーのみです。法華堂には国宝・後白河法皇木像が安置されており、一般公開されることはありません。そのお前立ち像(レプリカ)が平成3年に製作され、こちらは毎年五月の1週間のみ公開されます。
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・市東山区法住寺三十三間堂廻り町655
・TEL 075-561-4137
・アクセス 市バス「三十三間堂前」下車徒歩2分
・拝観料 500円、開門時間 9:00 - 16:30
・駐車は30台程度可能、無料