第50回「京の冬の旅」非公開文化財特別公開として建仁寺「開山堂」が公開されました。内部は屋内、屋外すべてが撮影禁止です。ですので写真でお伝えできるのは建仁寺の境内から撮影した外観のみです。でも大勢の観光客が特別拝観を楽しんでおられました。
受付を済ませ中に入るとまず客殿(方丈)です。ここでは水墨画「龍虎図」が公開されていました。入り口の脇に立っていた案内看板にその写真がありました。
他にも多くの襖絵がありましたが、こちらは入場券に印刷されていた「松鶴波図」です。これで雰囲気はわかりますね。ただ、多性の見学者が暗い室内を覗き込むため、入場券のようにはっきりとは見えませんでしたが。
方丈の次に、栄西禅師の廟所「開山塔」を見学しました。説明員の解説の中で、ひとつ記憶に残ったは「贔屓(ひいき)」という中国想像上の生物です。奥の暗いところにその像があったのですがまったく見えません。実は翌日「眞如寺」の特別公開でその姿を見ることができました!
こちらは建仁寺・中央参道からの「楼門」です。以前は宇多野の妙光寺の山門でしたが明治18年にこちらに移築されたました。(妙光寺の記事はこちら。江戸時代、妙光寺にあった頃の楼門の絵を掲載しています。)
楼門は2011年に修復工事が行なわれました。階上には十六羅漢像が安置されているそうです。
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