雨の建仁寺を拝観しました。境内を歩くことは覆いのですが内部拝観は久しぶり。
拝観入り口の本坊に上がってすぐのところに俵屋宗達の「風神雷神図」の精巧なレプリカが飾ってあります。この屏風絵はあまりにも有名ですね。本物は京都国立博物館に保管されています。
方丈は改修中。全体が覆われていました。木製の足場が組まれています。記録として撮影。栄西禅師八百年大遠諱に向けた記念事業として屋根の葺き替えるのだとか。
足場があるので方丈から方丈庭園を見ることが出来ません。法堂に渡る通路の華頭窓から見れば足場を隠してくれます。
先に法堂を拝観します。
建仁寺で最大の建物が法堂です。
法堂の天井画は2002年、創建800年を記念して小泉淳作により描かれた「双龍」です。
方丈に戻って襖絵を拝観します。もともと方丈は広島の安国寺にありましたが、1599年、安国寺恵瓊(えけい)が建仁寺に移築、1934年の室戸台風で倒壊しましたが、1940年に復旧されました。重要文化財です。
襖絵は橋本関雪の筆になるものです。
方丈からいったん下に降りて茶室「東陽坊」を見学します。
「草庵式二帖台目席。天正15年(1587年)に豊臣秀吉が催した北野大茶会で、利休の高弟・真如堂東陽坊長盛が担当した副席と伝えられている。 」(建仁寺の公式HPから引用) 大正年間にここに移転されました。
本防に戻って中庭を見ます。
「潮音庭」です。庭師、北山安夫氏の作。
効果的に三尊石(3つの石)が置かれています。
風神雷神図の右にあるのは書家、金澤翔子さんの作品「風神雷神」。風神雷神図をモチーフに躍動感にあふれた署で描かれています。
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