「冬の建仁寺」

2016年1月10日 撮影
KENNINJI Temple, Kyoto - January 10, 2016
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建仁寺(けんにんじ)、臨済宗建仁寺派大本山、山号は東山、本尊は釈迦如来、日本最初の禅寺。建仁2年(1202年)、鎌倉幕府2代将軍源頼家の援助を得て、京都における臨済宗の拠点として栄西を開山として建立。祇園の南に位置し境内は広く伽藍が立ち並ぶ。
 ・京都市東山区小松町584 map
 ・075-561-0190
 ・アクセス 市バス「南座前」下車徒歩7分
       京阪電車「祇園四条駅」より 徒歩 7分
 ・駐車場あり、有料

東山祇園の古刹「建仁寺」、冬の風景です。例年だと正月明けの1月はオフシーズン、建仁寺に訪れる観光客はほとんどなく、静寂が楽しめるのですが、今日は十日えびすの余波でしょうか、それとも日本の観光シーズンには関係ない海外からの見物客の増加でしょうか、方丈庭園の濡れ縁にはずらっと座っています。

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もっとも途中の花見小路、四条通は人でいっぱいでしたから、さもありなん、ですね。

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さて、方丈前の枯山水庭園は街なかの喧騒はどこへやら、沈んだ冬の静けさを醸し出しています。

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今回の拝観で一番の見どころはこちら。小書院に特別展示されていました染色画家、鳥羽美花さんの襖絵。こちらの作品は「凪」、ベトナムの水辺の風景だそうです。型染めにより絹織物に染められています。

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裏側の部屋に入ると、こちらはあざやかな青一色の「舟出」です。メイキングの公式YouTubeを拝見しましたが、制作には大変な手間がかかるんですね。ベトナムでのスケッチをもとに下絵を描き、それを型紙として細かな切り絵のようなカッティング作業、そして刷毛による塗り、素晴らしい作品です。

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いつもの「潮音庭」、葉がすべて落ちた冬の光景です。

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証書員から庭越しに見えるのは大書院の「風神雷神図」。

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大書院の「風神雷神図」。この絵をはじめとして方丈の襖絵もふくめすべて撮影可能です。実は精巧に制作されたレプリカです。

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大書院と小書院はふたつの渡り廊下でつながっています。

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その間にあるのが潮音庭。

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大方丈に戻りました。今日も大勢の観光客が方丈の前庭「大雄苑」を眺めています。海外からの観光客が多くなりましたね。

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