「京の冬の旅・非公開文化財公開 2017」で建仁寺の塔頭「久昌院」が公開されました。さっそくレポートします。久昌院は建仁寺境内の西側、禅居庵の北側にあります。
門を入ってすぐ右に拝観受付があります。
方丈の上がり口が拝観入口です。
広い池泉観賞式庭園には心字池があり、二段生け垣が特徴。手前が低く刈り込んだ生け垣、後ろは自然林風になっていて奥行き感を強調しています。
方丈内部は撮影禁止ですので写真は庭園のみですが、今回公開された中で見ものは宇喜多一けい(草冠に恵)による襖絵「長篠合戦図」です。奥平信昌が活躍した「長篠の戦い」が物語風に描かれていました。(入場券の「長篠合戦図」写真を借用)
方丈を回り込んだ奥に書院「高松軒」、そして茶席「遠州別好ノ席」がありました。
めったに公開されない塔頭とあって多くの方が拝観に訪れていらっしゃいました。
鐘楼です。梵鐘には三江紹益の銘があり、奥平信昌の十三回忌(1627年)にあたって鋳造し、またこの鐘楼を建造したとのことです。
Ads by Google
|
関連コンテンツ
「建仁寺」 これまでのレポート