多くの観光客が集まる清水寺の門前です。今日は一般の観光客が訪れない清水寺のモニュメントの一つをご紹介します。ほとんどの観光客は仁王門の階段を登っていきますが、門の左側、あまり人気のない参道に向かいます。
参道沿いには観光とは縁のない清水寺の機能組織の建物が並んでいます。暫く進むと右側斜面にたくさんの石仏が現れます。道路向かいには成就院があります。
これらの石仏は京都市内の街角に立っていたお地蔵様です。明治維新の廃仏毀釈運動によって捨てられようとした石仏が市民の手によって清水寺に運び込まれたものだそうです。
京都の街は、路地を1分歩けば石仏に当たる、というくらい現在でもたいへん多くの石仏が街中に祀られ、その地域の人達によって敬われています。こちらに運ばれてきたのはほんの一握りでしょう。廃仏毀釈なんのその、何千何万という石仏が京都の街に祀られています。
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