「洛陽三十三箇所観音霊場巡」が復活して、今年で10年目だそうです。清水寺内にはこのうち5箇所があって、その一つがこちら「善光寺堂・旧地蔵院」です。清水寺の楼門に向かって左手、石段を登る手前の左奥に小さなお堂があります。
境内をうめつくす修学旅行生や外国人観光客は脇目もふらずに赤い楼門にむかいます。その目前の善光寺堂はこんなに静か。
お堂の中には「洛陽三十三箇所観音霊場」のひとつ、観音様が祀られています。もとは地蔵菩薩をご本尊とする「地蔵院」でしたが、明治の中頃、「善光寺如来堂」を合併して「善光寺堂」となりました。
ご本尊の「如意輪観音像」は鎌倉末期作です。
観音様の左に祀られている、もうひとつのご本尊は「地蔵菩薩」。
でも、最も有名なのがこの「首振地蔵」、頭の部分と胴体が分離していて、手で持って首を回せるようになっています。
さあ、それでは回してみましょう。まず手を合わせ願い事を念じます。
重いので持ち上げずに、そのままねじって回します。
誤って首を落としてしまわないように、首の中心にちゃんと心棒が入っています。
格子の奥にはもうひとつのお地蔵さんがおわしました。こちらが初代の首ふり地蔵でしょうか?
「清水寺」 これまでの訪問レポート
10年以上にわたって、四季折々の表情を写真に収めました。
Ads by Google
|
絶景かなドットコム - 人気コンテンツ