京都祇園堂は鉄筋の建物です。八坂公園からねねの道に向かうところ、長楽館が目印。すぐ左側です。
かつてこの付近には祗園女御のお屋敷があったそうです。隣接して阿弥陀堂が築かれ、寵愛を受けた白川法皇が崩御のあと、法皇の菩提を弔って余生を過ごしたそうです。
祗園女御は2012年のNHK大河ドラマにも登場し(松田聖子)、一躍有名になりましたね。白河法皇は懐妊中の祇園女御を、功のあった平忠盛に下賜、生まれたのが平清盛といわれています。
祗園女御と平忠盛といえば、京都検定試験では必須の「忠盛灯籠」が思い出されます。この場所から八坂公園に向かって進み、枝垂れ桜の前を左に折れて100mほど進んだところの右手にあります。
こちらは八坂神社の境内にありますが、考えてみれば祗園女御の屋敷とは目と鼻の先に位置しています。白河法皇がお忍びで祗園女御のところに赴こうとして祇園社(八坂神社)を歩いていたところ、光る鬼のようなものが現れます。北面武士の忠盛に退治を命じますが、よく見ると法師であった。白河法皇は忠盛の思慮深さに感銘し、祗園女御を忠盛に下賜した、という嘘か本当か分からないはなしです。
Ads by Google
|