鴨川、四条大橋のの東詰に立つ南座。正面の建物です。古くは江戸時代、四条河原には公認の芝居小屋が7つありましたが、現在まで続いているのが南座です。日本最古の芝居小屋です。
小屋は幾度となく火災焼失と再建を繰り返しましたが、1913年に本格的な木造の大劇場に変身しました。収容定員は 1,456名です。さらに1929年には鉄筋の建物に変わりました。これが現在の南座です。築後80年以上ですね。
演目は歌舞伎が中心ですが、さまざまな演劇やコンサートも行われます。今日は山村美紗の京都サスペンスを観劇です。
開場30分前には入り口に行列ができます。
入り口を入ったところは奥行きがなく、いきなりホールに通じています。左右に進むと休憩ロビーや売店があります。
売店で、幕の合間に頂くお弁当を購入。幕の内弁当です。
これが内部の様子。総座席数は1,078席です。1階の左右は座敷席、3階席まであります。
一番高いところまで登ってみました。かなりの高度感。
2014年12月の撮影。毎年年末の顔見世興行に出演する歌舞伎役者の名前を独特の書体で正面に飾ります。これが「まねき」です。11月25日前後の吉日、この「まねき」看板が南座の正面壁に架けられます。このイベントを「まねき上げ」といいます。
2013年12月の撮影。「吉例顔見世興行」は例年、11月末から12月26日まで、昼と夜の部、一日2回公演で行われます。
左のベージュ色のビルの左側には北座ビルがあります。もともとの北座は1892年まで興行していましたが、四条通の拡幅工事にともなって移転することなく閉鎖されてしまいました。在りし日の北座の想い出を、北座ビル最上階にある「ぎをん思いで博物館」で展示しています。
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