「洛東遺芳館」2013年11月2日 撮影
Rakutou-Ihokan, Kyoto - November 2, 2013 | |
洛東遺芳館(らくとういほうかん)。京の豪商「柏屋」の邸宅を1974年より公開。柏屋は京小間物や扇子などを商った。館内展示の美術工芸品は柏原家の江戸時代からの収集品。 |
春と秋にだけ一ヶ月間開館する「洛東遺芳館」を見学しましたのでレポートします。五条通から200mほど問屋町通を下がったところにあります。川端通を歩くと長い白壁と板塀が見え、一度中を見学したいと思っていた場所でした。
建物は幾多の大火を逃れ、商家の建造物として現在までよく保存されています。ここに居を構えた柏原家の先祖は肥後熊本加藤清正の家臣、柏原御右衛門と伝えられ、1645年からこの地で商いを始めたそうです。
屋内の見学はこの玄関から入ります。撮影はすべて自由でした。
庭に面した広間。ここ洛東遺芳館は繁華街から少し離れているせいか、見学者も多くなくゆっくり拝観できます。
では庭に出てみましょう。
大きな蔵が収蔵品の展示室になっています。富士山の世界遺産登録にちなんで「富士と婚礼調度品」が開催されていました。広重の浮世絵を始め、富士山がモチーフになった様々な美術品、工芸品が提示されていました。
問屋町通はこのように狭い道。東隣りの蛸町通も含めて、この洛東遺芳館をはじめ、造り醤油屋さん、生麩やさん、晴鴨楼など古い建物がまだ多く残っている趣きのある通りです。(電線が邪魔ですが)
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「洛東遺芳館」はこちら。五条大橋東詰から半兵衛麩のある問屋町通を下がってすぐ。
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