悲田院(ひでんいん)。泉涌寺の塔頭のひとつ。本尊は阿弥陀如来。「聖徳太子が身寄りのない老人や放置されている子供を収容する施設として造られたのが悲田院の始まりといわれる。延慶元年(1308)無人和尚がこれを一条安居院に再興し、四宗兼学の寺とした。後花園天皇はこの寺を勅願寺とされ、崩御の時には当寺で御葬儀や荼毘が行なわれた。これより当寺住職は代々天皇の綸旨を賜わり紫衣参内が許された。正保3年(1646)、高槻城主・永井直清が現在地に移建し、如周和尚を迎えて住持としたのが現在の悲田院である。」(泉涌寺公式HPより抜粋引用) 泉涌寺七福神のひとつ、毘沙門天が祀られている。 ・京都市東山区泉涌寺山内町35 ・TEL 075-561-8781 ・アクセス JR、市バス「泉涌寺道」、徒歩15分 ・駐車場 悲田院駐車場を利用、無料
泉涌寺の参道からは少しはずれたところのある塔頭です。一般公開もしていませんのであまり知られていません。
宿坊として営業していますので内部を拝観する方法としては宿泊すればよい。朝7時からのお努め参加がありますが。
建物はつながっていますが、左が本堂、右が毘沙門天堂です。
少し高いところにありますので悲田院からの眺めはすばらしい。五山のほとんどが望めます。