泉涌寺の「舎利殿」が12年に一度の特別公開ということで、さっそく見学してきました。
いつもの景色ですね。日がやや傾いています。
「舎利殿」を見学する前に仏殿を先にお参りします。
「舎利殿」の拝観には別途¥500の見学料が必要でした。この入場料は結果的には割高でしたが、12年に一度(辰年)しか見ることが出来ないので仕方ありません。
内部は撮影禁止ですので写真は外観のみ。天井には狩野山雪作の「蟠龍図」、また内部で手を叩くと竜の鳴き声がする「鳴龍」を体験することが出来ました。
ところでこの「鳴龍」ですが、音響学を少し学んだ者にとっては理屈は簡単。拍手の音はパルス的に短いので、音が壁に反射し、次に反対側の壁で反射し、これを繰り返すもの。この音の列を昔の人は竜の鳴き声に例えたのですね。同じ現象を売りにしている寺院は妙心寺など各所にあります。
音響学的にはこの現象を「フラッターエコー」というのですが、大きな建築物を設計するとき、屋内では極力この現象が起きないように配慮する必要があります。でないと屋内での話し声(時には音楽)が大変聞き苦しくなるからです。
「舎利殿」内部の見学を終えたあと、回りを一周しました。
むこうが仏殿、こちらが舎利殿です。舎利殿は仏舎利を収めるための建物。内裏の御殿を移築したものです。
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