「泉涌寺・舎利殿の特別公開」

2012年10月22日 撮影
SHARIDEN in Sen-nyuji Temple, Kyoto - October 22, 2012
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泉涌寺(せんにゅうじ)、真言宗泉涌寺派総本山。本尊は釈迦如来、阿弥陀如来、弥勒如来の三世仏。後堀河天皇、四条天皇、水尾天皇など歴代天皇の陵墓があり皇室の菩提寺として御寺(みてら)とよばれる。伝承によると、856年、左大臣藤原緒嗣(おつぐ)が神修上人を開山として開創、あるいは、空海が天長年間(824年 - 834年)に開創した法輪寺が起源という説もある。鎌倉時代の1218年、宇都宮信房がこの地に大伽藍を建造したが、霊泉が湧いたので泉涌寺と称した。
 ・京都市東山区泉涌寺山内町27 map
 ・TEL 075-561-1551
 ・アクセス 市バス 207,208「泉涌寺道」下車10分
 ・妙応殿は通常非公開、イベント会場として時々公開
 ・駐車場 無料

泉涌寺の「舎利殿」が12年に一度の特別公開ということで、さっそく見学してきました。

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いつもの景色ですね。日がやや傾いています。

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「舎利殿」を見学する前に仏殿を先にお参りします。

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「舎利殿」の拝観には別途¥500の見学料が必要でした。この入場料は結果的には割高でしたが、12年に一度(辰年)しか見ることが出来ないので仕方ありません。

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内部は撮影禁止ですので写真は外観のみ。天井には狩野山雪作の「蟠龍図」、また内部で手を叩くと竜の鳴き声がする「鳴龍」を体験することが出来ました。

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ところでこの「鳴龍」ですが、音響学を少し学んだ者にとっては理屈は簡単。拍手の音はパルス的に短いので、音が壁に反射し、次に反対側の壁で反射し、これを繰り返すもの。この音の列を昔の人は竜の鳴き声に例えたのですね。同じ現象を売りにしている寺院は妙心寺など各所にあります。

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音響学的にはこの現象を「フラッターエコー」というのですが、大きな建築物を設計するとき、屋内では極力この現象が起きないように配慮する必要があります。でないと屋内での話し声(時には音楽)が大変聞き苦しくなるからです。

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「舎利殿」内部の見学を終えたあと、回りを一周しました。

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むこうが仏殿、こちらが舎利殿です。舎利殿は仏舎利を収めるための建物。内裏の御殿を移築したものです。

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