「泉涌寺妙応殿・仙山庭・紅葉」

2014年11月28日 撮影
SENZANTEI Garden in Sen-nyuji Temple, Kyoto - November 28, 2014
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泉涌寺(せんにゅうじ)、真言宗泉涌寺派総本山。本尊は釈迦如来、阿弥陀如来、弥勒如来の三世仏。後堀河天皇、四条天皇、水尾天皇など歴代天皇の陵墓があり皇室の菩提寺として御寺(みてら)とよばれる。伝承によると、856年、左大臣藤原緒嗣(おつぐ)が神修上人を開山として開創、あるいは、空海が天長年間(824年 - 834年)に開創した法輪寺が起源という説もある。鎌倉時代の1218年、宇都宮信房がこの地に大伽藍を建造したが、霊泉が湧いたので泉涌寺と称した。
 ・京都市東山区泉涌寺山内町27 map
 ・TEL 075-561-1551
 ・アクセス 市バス 207,208「泉涌寺道」下車10分
 ・妙応殿は通常非公開、イベント会場として時々公開
 ・駐車場 無料

泉涌寺の御座所の庭園を拝観したあと玄関に戻り、上り口から出ようとした時、アーティストによる作品展が同時開催されていて、受付案内の方からぜひ見て行って下さい、と勧められました。急いでいたわけでもないので、さまざまなオブジェ作品を制作者の皆さんから説明を聞きながら見学しました。

問題は、それが開催されていた場所です。ふだん一般の観光客が立ち入ることの出来ない「妙応殿」だったのです。通常拝観は玄関を上がって右に進みますが、妙応殿へはまっすぐ奥に進みます。すると写真の場所に出て、渡り廊下でつながった左右の建物で作品展が行われていました。

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ここは「書院」、折からの紅葉が内庭を真っ赤に染めていました。

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この内庭の作者は掲示されていませんので分かりません。立ち石を配置したシンプルな構成です。

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小方丈からさらに奥に進むと、そこが「妙応殿」です。建物自体は新しくモダンな造りです。書院と妙応殿にはさまれた空間に重森三玲の庭があります。これが「仙山庭」です。

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庭の説明書きが掲示されていました。

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東西十間、南北四間の空間を青石18個、野筋2本、紅白の洗い出しで構成されています。直立した石が重森三玲氏の特徴。

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妙応殿の1階は参拝者のロビーになっています。

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ロビー奥のカエデがいい色に染まっていました。散り紅葉も見事!

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書院とロビーをつなぐ渡り廊下には、こんなモダンなステンドグラス作品も飾られています。

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