新緑の季節、青蓮院門跡を参拝しました。空に雲ひとつなく、庭園を眺めるには絶好の参拝日和です。
と、境内に入る前に気になるものが。青蓮院といえば門前の巨大なクスノキで有名ですが、その一本が無残な状況に。作業中の庭師の方に伺ったところ「枯れ始めた」とのこと。大胆に剪定し、また根本のケアをするなど手を尽くした結果、なんとか一部の枝に新芽が出ています。なんとか元の状態に戻って欲しいものです。
参拝受付を済ませ、華頂殿に入りました。今日は縁側にズラッと庭を眺める方たち。後ろから撮影させていただきました。赤いモウセンが敷かれている場所が庭を眺めるベストポジションだと思うのですが。
屋内の襖絵が一新されました。大胆な色使いで蓮の花を描いた襖絵で、木村英輝氏による作品です。2005年に奉納されました。
庭は相阿弥による作庭です。後で庭に降りるので、あらためてじっくり眺めます。
宸殿の廊下から。左近の桜(手前)と右近の橘(向こう側)。前庭の緑は年々深くなっていきます。以前は見通し良かったのですが。庭木は剪定しすぎない、という庭師さんの方針があるからでしょうか。
門跡寺院(皇室の方が門主)ですので建物は宸殿作りになっています。
屋内拝観を終え庭に降りました。
相阿弥が作庭したと伝わる庭園です。
それにしても龍心池の形状は見事。
庭園は池泉回遊式となっていて、順路に従うと裏山(?)に登った後、建物の外周をぐるっと回って入り口に戻るルートです。回遊路のもっとも高い位置から華頂殿を見下ろしました。
宸殿の全体を眺めました。
宸殿の正面にある大楠です。青蓮院には全部で五本の大楠があって、これ以外は築地塀の外にあります。今回、瀕死の重傷となった大楠は塀の外、もっとも北側に位置するクスノキです。
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