「瀧尾神社の剣鉾」

2016年7月20日 撮影
KEN-HOKO of TAKIO Shrine, Kyoto - July 20, 2016
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瀧尾神社(たきおじんじゃ)、祭神は大己貴命、創建は不詳。当初は洛東聾谷にあり武鵜ノ社と称していたが、秀吉の命による方広寺大仏殿の建造により現在地に移転した。大丸百貨店を創業した下村家の寄進によって本殿などが造立された。舞殿の天井には8mに及ぶ龍の彫刻がある。
 ・京都市東山区本町11丁目718 map
 ・TEL 075-531-2551
 ・アクセス 京阪電車「東福寺駅」下車北へ3分
 ・境内自由
 ・駐車場、境内に数台可能、無料

2016年「祇園祭の後祭」の山建ての見学中、偶然、瀧尾神社の剣鉾を見る機会を得ました。場所は「大船鉾」の会所前です。その経緯は以下のとおりです。

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2016年、大船鉾の舳先を飾る「龍頭」が完成し、山建ての日(7月20日)無事に取り付けが完了しました。150年ぶりの復活です。(写真は取り付け前、赤い布で覆われている龍頭) 一方、龍にゆかりの瀧尾神社(東山区 JR東福寺駅の近く)は龍頭の復活に尽力し、山鉾巡行に際しては剣鉾による先導厄払いすることになりました。瀧尾神社の拝殿天井にある龍の彫り物は有名ですが、新調された龍頭は瀧尾神社の龍をかたどったものだそうです。

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竜の首から下の部分はすでに取り付けられていて、頭をこれから取り付けようというタイミングでの見学です。

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写真撮影をしていると「かーーん、かーーん」という甲高い音が聞こえてきます。剣鉾です! 瀧尾神社の「差し手」の皆さんによる剣鉾の練習ですね。

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会所の斜め前にビルの谷間で剣鉾が立っていました!

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剣鉾は、京都の神社では神輿渡御の巡行時、先頭で厄払いをする役目、「天王系の神社」では一般的ですので秋のお祭りシーズンになれば各所で見ることが出来ます。

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それにしても、重い剣鉾を直立状態で、タイミングよく上下に動かしながら鈴(りん)の音を響かせて歩くのは至難の業。これに加え、道路を横切る電線を避けて、横に倒したり、また起こしたり、かなりの重労働なんですよ。

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