2016年「祇園祭の後祭」の山建ての見学中、偶然、瀧尾神社の剣鉾を見る機会を得ました。場所は「大船鉾」の会所前です。その経緯は以下のとおりです。
2016年、大船鉾の舳先を飾る「龍頭」が完成し、山建ての日(7月20日)無事に取り付けが完了しました。150年ぶりの復活です。(写真は取り付け前、赤い布で覆われている龍頭) 一方、龍にゆかりの瀧尾神社(東山区 JR東福寺駅の近く)は龍頭の復活に尽力し、山鉾巡行に際しては剣鉾による先導厄払いすることになりました。瀧尾神社の拝殿天井にある龍の彫り物は有名ですが、新調された龍頭は瀧尾神社の龍をかたどったものだそうです。
竜の首から下の部分はすでに取り付けられていて、頭をこれから取り付けようというタイミングでの見学です。
写真撮影をしていると「かーーん、かーーん」という甲高い音が聞こえてきます。剣鉾です! 瀧尾神社の「差し手」の皆さんによる剣鉾の練習ですね。
会所の斜め前にビルの谷間で剣鉾が立っていました!
剣鉾は、京都の神社では神輿渡御の巡行時、先頭で厄払いをする役目、「天王系の神社」では一般的ですので秋のお祭りシーズンになれば各所で見ることが出来ます。
それにしても、重い剣鉾を直立状態で、タイミングよく上下に動かしながら鈴(りん)の音を響かせて歩くのは至難の業。これに加え、道路を横切る電線を避けて、横に倒したり、また起こしたり、かなりの重労働なんですよ。
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