京都の五条通から南下する本町通の最南端に位置する田中神社は伏見稲荷の境外摂社です。五条通からここまで約2.5km、歩けば1時間弱、かつては伏見稲荷詣での街道でした。
平安時代、和泉式部がお忍びで稲荷詣でした時の様子が「古今著聞集」に記されています。「和泉式部忍びて稲荷へ参りけるに、田中明神の程にて時雨のしけるに」、、、途中、この辺りで雨にふられ、畑仕事をしていた童に雨具を貸してもらった、とのこと。
祭神は伏見稲荷の五大神のひとつ「田中大神」です。
門は街道に直接面し、参道はありません。小さな神社です。東福寺と伏見稲荷のほぼ中間に位置します。
社務所には誰もいらっしゃらなくて、御朱印は頂けませんでした。神社の前に真っ赤な車、郵便配達車ですが、なんと電気自動車。
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