早春の東福寺、臥雲橋をスタートし、境内をぐるっと歩きました。新緑前の境内の様子です。
東福寺といえば秋のモミジの名所、いまは芽吹く前だから景色は茶色です。東福寺の境内の作庭方針でしょうか、梅も桜も殆ど見ません。春は通天橋を歩く観光客もまばら。
日下門に向かいます。ズラッと並ぶ塔頭もこの時期に公開するところは少ないですね。
日下門です。正面に大きな仏殿(本堂)が見えます。
門をくぐったところで右に現れる建物はトイレです。
仏殿のさらに左奥に見える建物は重森三玲の庭園で有名な方丈です。
光明宝殿(東福寺の寺宝を保管する宝物殿、保管庫)を特別公開中だったので見学しました。写真撮影は出来ませんでした。
ちょうど「涅槃会」が行われていて、光明宝殿の入口付近(仏殿の東側)で甘酒とハナクソの接待がありました。
ハナクソ(花供御)は、正月に御本尊様に供えた鏡餅のお下がりを細かく刻んで焼いたもの、いわゆる「あられ」ですが、食べると無病息災のご利益があります。持ち帰り用はすでに売り切れ、写真は参拝者に提供されたものです。
方丈から眺めた通天橋です。東福寺の中央を流れる川は深い谷になっています。これに架けられた渡り橋は3つあって、通天橋はその一つ、唯一、通行が有料の橋です。
残りの2つの橋は、臥雲橋と偃月橋。こちらの写真は偃月橋です。渡った先にあるのは塔頭の龍吟庵と即宗院。
「三門」は室町時代に建造された、禅宗寺院としては最古の三門です。国宝に指定されています。
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