知恩院山門の北西に位置する得浄明院は、一初(アヤメの一種)が咲く頃に一般公開されます。知恩院三門の正面に向かう通りに門が開いています。京都華頂大学(左)と華頂女子中学、高校(右)の間の参道を進みます。得浄明院は尼寺ですし、このエリアは女性天国でしょうか。
得浄明院の山門です。
正面が本堂です。本堂内で書道家の吉川壽一氏によるライブパーフォーマンスが行われている最中でした。吉川壽一氏はこの門の左に架かっている門標を揮毫されたかたです。
本堂に上がって大きな襖に描かれるパーフォーマンスを見学しました。
これが完成した作品です。「昇」「龍」2枚を書かれました。この写真はお寺の方が「どうぞ、写真を撮って行ってください。」と拝観のみなさんにおっしゃっていたので遠慮なく。
このあと本堂内にある「戒壇めぐり」を体験。清水寺でも経験しましたが、本当に真っ暗、キツネに鼻をつままれても分からない。
境内に出て一初を鑑賞します。お寺の方の説明によると、一初の開花期間は短く、もう盛りを過ぎてしまったとのこと。どうりで花の数が少ない。
「一初」とはアヤメ科の多年草、学名 Iris tectorum、 乾いた土に生育します。
青紫色で、白いもじゃもじゃが花びらの上にあるのが特徴。これは、アヤメにもカキツバタにもハナショウブにもありません。
本堂右手の渡り廊下の下をくぐると、、、
中庭があります。
渡り廊下の上から境内全体を眺めてみました。境内の左半分。
境内の右半分。
鉢の一初が全て咲き揃っている少し前だったら見事だったでしょうね。
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