「豊国神社」

2012年8月24日 撮影
Toyokuni Shrine, Higashiyama Kyoto - August 24, 2012
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豊国神社(とよくにじんじゃ)、祭神は豊臣秀吉。秀吉の死の翌年の1599年、方広寺の近くに埋葬され、方広寺の鎮守社として廟所が建立されたのが始まり。後陽成天皇から正一位・豊国大明神(ほうこくだいみょうじん)の神号が贈られた。1615年に豊臣宗家が滅亡すると徳川幕府により神号が廃され、社領は荒れた。のち明治天皇により再興、1880年、方広寺大仏殿跡地の現在地に社殿が建造された。
 ・京都市東山区大和大路正面茶屋町530 map
 ・075-561-3802
 ・アクセス 市バス「博物館三十三間堂前」下車徒歩5分
 ・境内自由、宝物館の拝観は300円、駐車場 あり

豊臣秀吉を祀る豊国神社、今回は宝物館を拝観しました。

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社務所で拝観券を購入して宝物館に向います。本殿の右手の敷地にあって、京都国立博物館と隣接しています。

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宝物館は鉄筋造り。右手の樹木の向こうは京都国立博物館。

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入って正面にあるのは「鉄灯籠」(重要文化財)。慶長5年、辻与二郎の作だそうです。

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館内はエアコンがなく、たいへん暑かったので十分に時間をかけて見学することができませんでした。保存という観点では大丈夫かな?

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豊国神社の正面、唐門は国宝です。伏見城の遺構。

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絵馬は秀吉の馬印にちなんで「千成瓢箪」です。

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こちらの絵馬も秀吉の故事にちなんだ「わらじ」。どちらも「立身出世」の祈願です。

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この豊国神社は方広寺大仏殿の跡地に創建されましたが、江戸時代は完全に破却され跡形もなくなりました。

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幕末の頃撮影された写真には今の方広寺鐘楼の東側に粗末な作りの大仏殿が再建されており、半身の大仏が祀られていたようです。また「国家安康」で有名な鐘は野ざらし状態でした。(参考文献:京都新聞出版センター「幕末・維新、彩色の京都」)

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