祇園社(八坂神社)は平安遷都以前に渡来人によって創建されたたいへん歴史の長いまたビッグな神社です。現在では京都の守り神的存在の神社。境内は広く、数多くの摂社、末社があります。「太田社・白髭社」は末社の一つです。
美御前社や大国主社のようにいつも参拝者が耐えない末社もありますが、こちらに参拝する人はほとんど見かけません。
東山通りの楼門から入って正面に見えるのが疫神社ですが、その右隣が「太田社・白髭社」です。ご祭神は猿田彦命(さるたひこのみこと)と宇受女命(アメノウズメノミコト)の夫婦神、猿田彦命は新羅神とされる白鬚明神とも称されています。
なお、日本書紀によると猿田彦は鼻が非常に大きく、また身長は七尺もあったそうな。まさに天狗のようないでたちで伊勢国、五十鈴川のほとりにやってきたそうな。遭難して漂着した西洋人を、古代の人々が伝承の猿田彦と同一視したのではないでしょうか。さて、太田社の名前の由来ですが、猿田彦命の子孫に大田命があることからきているようですが詳細は不明です。白髭社は太田社のサブタイトルです。
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