「仏陀寺」

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仏陀寺(ぶっだじ)は西山浄土宗、平安初期、朱雀・村上の両天皇を開祖とする勅願所。当初は朱雀大路の仙洞にあったが、天正19年、現在の地の移った。本尊は阿弥陀如来座像(重要文化財)、また朱雀天皇の守護仏である王城地祭地蔵尊と村上天皇の守護仏である鎧観音像を両脇に安置する(非公開)。
 ・京都市上京区寺町通今出川上ル三丁目鶴山町10

相国寺の特別公開を拝観するため途中の出町・寺町を経由しました。かつての寺町の名残としてこの地域には4つのお寺が現存しますが、南から2番目の仏陀寺は小さいながら由緒あるお寺です。

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お庭がきれいに手入れされているので、ついつい門をくぐりました。

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客殿の中をのぞいていたところお掃除中の若いお坊さんに呼び止められました。「ちょっとお待ち下さい」とお寺の沿革説明書をもってきて下さいました。

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帰ろうとすると再び呼び止められ、「こちらも見ていって下さい」と、門の脇にある小さなお堂に通されました。広さは4帖半くらいでしょうか、「こちらで現在修行しています」と説明が始まりました。見るとお地蔵さんを正面に修行のための仏具が配置されています。(お地蔵さんは恐らく「朱雀天皇の守護仏である王城地祭地蔵」)

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「ここに籠もって修行していると一般の方には奇異にうつるかも知れませんので、誤解されないように、こうして説明をしているのです。一般的には自分の修行の場は絶対に他人には見せたくないのですが。」と説明が続きます。

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30分ほどでしょうか、修行のこと、親から修行の機会を与えてもらったこと、教義についての基本的なこと、修行の色々な作法のこと、仏具の入手先と日々の手入れのことなどなど、一部は専門の方にしか分からないことまで色々説明して下さいました。

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通りがかりの観光客に時間を割いて貴重なお話を聞かせていただきました。(左に見える小さなお堂が今回お話を聞かせていただいた地蔵堂です)

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