千本今出川の浄土院、通称「湯たくさん茶くれん寺」

2012年12月7日 撮影
Yutakusan Chakurenji, Jodoin Temple, Kyoto - December 7, 2012
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浄土院(じょうどいん)、天台宗般舟院の穏居所として創建。通称「湯たくさん茶くれん寺(ゆたくさんちゃくれんじ)」。通称名の命名は秀吉による。1587年、北野大茶会に向かう途中浄土院に立ち寄り茶を所望したが、寺の庵主は下手に茶を出せば恥をかくだけと、白湯ばかり出したことによる。
 ・京都市上京区今出川通千本西入南上善寺町179 map
 ・075-461-0701
 ・市バス「千本今出川」下車、徒歩約3分
 ・非公開
 ・駐車場なし

浄土院は今出川通りに面し、千本通り今出川西入ル北側に位置する小さな寺院です。何気なく歩いていると見逃してしまいそう。

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「湯たくさん茶くれん寺」という奇妙な呼び名が付いていますが、なんと豊臣秀吉による命名です。ここは北野天満宮の目と鼻の先ですが、なぜこの寺に秀吉が立ち寄ったかわかりません。当時から尼寺の浄土院、庵主は秀吉から茶を求められましたが、お茶に通の秀吉に、へたな茶のもてなしをするよりも白湯を出すことを選んだのです。

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近所のお寺に聞いてわかったのですが、現在は無住になっているそうです。でも事前予約すれば拝観できるとのこと。

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本堂の屋根にある2つの焼物像も有名、これは千家十職の1つ、楽家の初代長次郎の作と伝えられています。安土桃山時代の作です。こちらは「寒山像」。

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そしてこちらは「拾得像」。

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