京の冬の旅「非公開文化財特別公開」として27年ぶりに公開された大聖寺です。同志社大学「寒梅館」の南側に隣接します。
以前から玄関前までは入ることが出来ましたので内部を想像しながら拝観できる日を夢見たものです。今回の公開でも庭を含めて内部は一歳撮影出来ませんでしたので、拝観記事のみです。
「花の御所」の石碑が立っています。三代将軍「足利義満」はここに御所を上回る規模で「花の御所」を建造し、室町幕府としました。
向かい側にもう一つの石碑、こちらは27世・花山院慈薫尼の歌碑です。
さて、寒梅館を後ろに見ながら玄関から入ります。
建物も庭も過度な装飾を廃し、御所風のスッキリしたイメージ。
入ってまず本堂に通されます。昭和18年に東京の青山御所から移築されたものとか。大正天皇の妃、貞明皇后の御殿として用いられていたものです。(左の大きな屋根の建物です。) 本堂内には華麗な障壁画が展示、またそのから眺める庭園は椿を多く配し、御所風の広い枯山水庭園でした。
次に、書院に移動、「宮御殿」とも呼ばれ、明治天皇の椅子や御所人形が展示されていました。襖絵も屏風もすべて金がベースですので大変きらびやか。(拝観が終わった頃、雪が降り始めました。)
念願の大聖寺を拝観できて満足し引き揚げます。
京の冬の旅「非公開文化財特別公開」では見学するごとにスタンプを押してもらい、3つ貯まると指定された喫茶・休憩所でお茶をいただけます。大聖寺の見学で3つ達成。休憩所である「鶴屋吉信・京菓子資料館」に向かいます。
拝観入場券から内部のきらびやかさがうかがい知れますね。
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